呪怨館

 

 

監督 マック・カーター

キャスト

ハリソン・ギルバートソン…エヴァ

リアナ・リベラト…サム

ジャッキー・ウィバー…前の住人

 

 

パッケージ、きったねー顔だなあ。

しかも日本の呪怨という言葉を借りたのか?

家に棲む「何か」みたいな。

一目見るだけでB級感まる出しだわ。

 

そう、そんなわけで

おうちにいる何かが原因なんだ。

 

なぜか他の評価はそこまで悪くはないみたい。

でも、そりゃおかしいだろというツッコミが

たくさんあって、

私としてはすんなり受け入れられなかった。

 

サムちゃん、エヴァンくんの部屋に侵入するのは

まだ若いうちのなんちゃらで、気持ちはわかるが

翌日の朝のエヴァン家族って

サムちゃんに会っても驚きが薄すぎやしないか?

 

ほぼサムちゃんの好奇心先行で

小部屋開けたり、死者との交信箱開けたりしてた。

のに、いざとなったらエヴァンと一緒にやった行動…って。

エヴァンよ、人が良すぎやしないか?

出会って間もなく、まだ好きって気持ちがちょびっとだけでしょ。

私ならサムちゃんの勝手な行動で、一気に引くわな。

 

すべては前住人の霊の仕業ではなく、

恨みつらみの浮気相手が霊ボスなんじゃが、

なぜに殺した張本人を祟らないんだ?

のうのうと生きてるし。

 

霊ボスはサムちゃんの母親なんでしょ。

気づかんと?

サムちゃんにとり憑いてアラアラですよ。

 

やっぱり日本のゾクゾクする怖さとは違って

音響とかでビックリさせてるんで

すごみがないんですよね。

メイクや音での手法はもう古いんじゃないかと。

 

ところでエヴァンの妹、アニータは正気に戻ったん?

エヴァン以外の家族がほとんどエキストラ並みでしか

出演してませんでしたよ。

使われ方がかわいそう。

 

 

 

 

呪怨館(字幕版)

ペイン 魂の叫び

 

 

監督 ロバート・セレスティーノ

キャスト

リック・ゴメス…ヘンリー

フランク・ジョン・ヒューズ…クリス

ヴィネッサ・ショウ…エイミー

 

 

痛い系かなー、

それともヒューマンかなー、

全然どっちも違ってた。

 

オチがすべて

と言ったらそれまでなんだけど

オチの前には気づいてしまった。

 

ただそれに気づくまで

要は冒頭から伝えたいことがハッキリせず、

話の展開もうまくつかみきれないので

途中までずっとモヤモヤしながら見てたわ。

 

謎の男が主人公の前に現れてから

絶対この男あやしい…と思わせるような

話の流れだし&ハグした時のにんまり顔。

これ、ずるいよねー。

 

本人が「その最終局面」に気づくまでのパターンって

数々の映画で見たはずですが

このパターンは私はどうにも好きになれないな。

 

魂の叫びでこの展開なのかよ…とげんなりしちゃう。

せめてもっと不可思議なことが起こりながら、とか

お花畑に囲まれて、とかならいいのに。

妙に現実感ありすぎなところが気に入らない。

 

クリスが主人公ヘンリーに

諭すような言い方をしてるシーンがあった。

そこんところ、オチがわからなかったんで

全然何言ってんのー?的に聞いてたんだけど

わかってからは、ああそうでしたかと理解した。

でもね、すべてがヘンリーの脳内からの発信なんだよね。

 

人によっては

もしかすると好きな終わり方だったかもしれません。

が、私が主人公なら

清算というか、けじめがつかなかったような気がした。

ならば脳内ストーリーを作らずに

朦朧としたままサヨナラしたかったかも。

それかやっぱりバラ色で逝きたかった。

 

 

 

ペイン 魂の叫び(字幕版)

サマー・インフェルノ

 

 

監督 アルベルト・マリーニ

キャスト

ディエゴ・ボネータ…ウィル

マイアラ・ウォルシュ…ミシェル

ジョスリン・ドナヒュー…クリスティ

 

 

真っ暗で見えない系か。

ビックリ系ホラーかい?

思ってたのと違うんだが、

入れ替わりゾンビのバトルが愉快だった。

 

水ときのこが掛け合わさって

脳に変異が起き、ゾンビと化す。

が、20分ぐらいしたら正気に戻る(笑)

その間、人を殺してしまってても正気じゃないんで

わかってない。

あーらビックリ!

 

最初の方から綿毛が散乱してて

それが原因で…と引っ張ってはいたものの

あっさり綿毛でなく水とわかって

綿毛さんの存在がすぐに終了。

いや、もっと引っ張ってもいいんじゃないかねえ。

 

で、アントニオが黒い血吐いて変貌。

続いて、車中でミシェルが変貌。

ねえ、水を飲んでるシーンって見てないんだけど。

井戸の水が出始めてから

スプリンクラーが飛び散って…というとこしか

水にかかわってる場面見てないよん。

 

冒頭の目隠ししてのオリエンテーリングみたいなのは

伏線としてうまく扱ってくれてましたね。

私もクリスティ同様、あんなことする意味ある?と思った側。

 

そのクリスティ、ちょっとお高く留まってるとこが鼻に着く。

が、キャンプ指導員として来てるんだから

あまりキレイキレイを求めてもしゃあないっしょ。

そのお嬢的クリスティが変貌した時にゃ

お口をあんぐりと開けて発狂しながらわめいてる。

なかなかやるじゃん、ゾンビクリスティ。

 

最後、逃げるというのも咄嗟のことで

充分わかりますが

キャンピングカーで体現した

「自分たちも同化する」を再度実行すれば

絶望にはならなかったのに。

あ、でもそうしないと

オリエンテーリングの木の突っ張りが意味なくなるか。

 

B級ものにしては

ゾンビ入れ替えアイデアのおかげで展開が面白かったです。

 

 

 

 

 

サマー・インフェルノ(字幕版)

タテモトマサコ

昨日の続きで

またまたフジテレビの番組を録画して鑑賞。

「世にも奇妙な~」。

 

好きでさー、毎回録画して見てるんだけど

もう秀作が最近、全然なくって。

怖くもなくって。

いつもオチ終わった直後に「なんだよ、これ」

とぼやいてしまう作品ばっかだった。

 

久々にすごい話が流れたね。

「タテモトマサコ」。

最強だね。

大竹しのぶの喋らぬ演技と

喋ってからの長台詞が素晴らしすぎて

さすが女優だわー、と。

これは他の人にも教えてあげたい、と思ったぐらい

良作です。

 

早速まずは彼様に教えないと!

 

大竹しのぶしか出来ないでしょ。

 

彼女を見るたびに

むかーし昔、「徹子の部屋」に出演してたのを思い出す。

まだ私が小学生か中学生だった頃かな。

今とは全然違って、

喋り方もビックリするぐらいおっとりしてて

女の子女の子で、可憐なお嬢さんのイメージだった。

 

「ひとつのことをやるとそれに夢中になって

同時にいろんなことができない」

というようなことを言ってたような気がする。

考えながらゆっくり喋る大竹さんだったんで

ああ、そうだろうなと思った。

まさか、この彼女が年を重ねていきながら

こんな憑依型大物女優に変貌していくなんて!

 

今回の「世にも奇妙な~」の他の作品は

全部タテモトマサコに持ってかれちゃったね。

 

 

 

フジの実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~

映画じゃないんだけどさ、

これ実録だし、

冷たい熱帯魚」を見てかなりの衝撃&トラウマになったんで

先日やってたフジテレビのコレ、見ちゃいました。

 

実際ホント酷い事件だった。

狂った異常な奴じゃないと、あんなことできないよ。

 

ゴールデンタイムに放送してたんだっけ?

いろんな人が見るだろうから

かなりオブラートに再現してたとは思う。

関根役をやってた鶴見慎吾も

本人関根とは見かけがだいぶ違ってたし。

 

いや、もう「冷たい熱帯魚」で

でんでんがクリソツすぎて

ご本人さん登場なぐらいに

でんでんの演技がうますぎて

エグすぎて

見てて気持ち悪くなったもん。

 

司法取引。

ぜーーーーーーーったいに認めないよね。

司法取引があったってことは。

闇のまんまなんだろう。

 

このドラマも、映画も、実際もそうだったんだろうけど

栄養ドリンク剤ばっか飲んでました。

何かあると栄養剤、

ってか殺す前は栄養剤ぐらいに登場してた。

栄養剤と一緒にサプリのような硝酸なんとかを一緒に飲ます。

 

「ボディは透明に」

ああ、でんでんが言ってたセリフを思い出した。

なんじゃ、そりゃ…。

この関根っていう男、虚言癖もある。

先日観た映画アサイラムの主人公も

虚言&サイコパスだけど大違いだ。

やっぱり実話の方が怖いわ。

 

この事件って95年。

この年は阪神大震災やオウムのサリン事件という

大きなニュースがあったんで

大々的に記憶に残りはしなかった。

私も当時、関根のインタビューしてたのを

おぼろげにしか思い出せてない。

 

関根、病死して死刑にならなかった。

悔しいね。

 

映画「冷たい熱帯魚」は良く出来た作品。

このドラマで中岡という共犯だった人の目線からの映画。

ただ強烈すぎて、二回目は見れない。

解体してる時のニオイが画面から漂ってきそうなほどの

おぞましいシーンあるし。

これ見たら普通のホラー映画が茶番に見えて怖くないよ。

 

風間博子は実際どうなんだろうねえ。

死刑確定だけど真実は…

The Witch魔女

 

 

監督 パク・フンジョン

キャスト

キム・ダミ…ク・ジャユン

チョ・ミンス…ドクターペク

パク・ヒスン…ミスター・チェ

 

 

これは面白い!!

この構成は最高だと思う。

そして私の好きなツボにはまる。

 

なんでしょうね、

たまに韓国映画ってものすごい大作あるんだよなあ。

前情報もなにもなく見た映画なのに

掘り出し物だ!とウハウハしたら

すでに世には広まってるという私の情報の遅さw

 

超スーパー少女じゃん。

このモロ韓国人という顔立ちの

普通の素朴な女の子が

(ん?主役にしては薄い顔と思った)

徐々に可愛く見えてくるし、

しっかり主人公顔になってくるし、

後半のアサシンと化してからは

とってもダークに不気味に演じてくれてる。

すんごい女優さんじゃん!きむだみ。

 

見たことあるようなないような

中尾明慶似のチェ・ウシクも

中性的な美しさと、

弱っちいけど実は強いっぽい役だし。

 

なにより目がハートになってしまったのが

ミスター・チェ役のパク・ヒスン!!!

知らないでいました~。

顔好み。

え、この人他にどんな映画出てんだろ。

(後でヤホー画像見たら、成宮&反町にも似てる。

んー、彼らの顔は好みじゃないんだけどな)

 

これってシリーズものみたい。

終わり方も続きがあるような終わり方で

姉?誰?的なラストだったし、楽しみにするわー。

 

とにかくストーリーに関しては

ホント前半と後半。

それと出だしね。

もう、つかみはOK。

早々に心つかまれちゃっていたし。

 

アクションも下手な金かけた緩いCGではなく

スピード性、バイオレンス性も長けてる。

いい具合の残虐性もあるし。

 

ジャユンが家の階段付近で豹変するとこから

ニマニマが止まらなかった。

傑作でした!!

 

 

 

The Witch 魔女(字幕版)

MEGザ・モンスター

 

 

監督 ジョン・タートルトープ

キャスト

ジェイソン・ステイサム…ジョナス

リー・ピンピン…スーイン

レイン・ウィルソン…ジャック

 

 

巨大サメが出てくるというモンスター映画。

なかなかそこそこですが

どうしてもジョーズと比較してしまうのはいけないことか?

 

全然ドキドキハラハラしなかったですが

「映画だからねー」ですべて片付くオチ。

もちろんサメのせいで死んでしまった人もいるんですが

怖さが足りない。

サメの恐怖におののかない。

むしろ、でっかいサメちゃんってば

オモチャの乗り物を追いかけて遊んでるような感覚でしょ?

と思ってしまった。

犬なんて、きっとサメにとったら豆粒だろうに。

 

あんなでっかいサメが海の中で回遊してたら

相当しぶきがデカいだろうし、

水紋や振動がハンパないと思うんですが

かなり近づいてこないと人間は気づかない。

 

娘の前にガラス越しに現れたメガロドン

うわー!デカい!すっごい面白いCG!ときれいな映像見せてもらいました。

 

お餅みたいなぷくぷくした少年も

飴持って泳ぎに行くというおかしな光景。

で、あそこまで映しといて死なずに終わる。

で、海の中でホッとして飴なめる。

甘いんだかしょっぱいんだか変な味の飴だろうに。

 

ついでに海水浴場まで侵入してきたメガロドン

あんな深いところで人ってワンサカ泳いでるんだね。

浅瀬じゃないの?

それでも波が立つわけでもなし、ギリギリまで気づかないw

 

ツッコミが多すぎて見ごたえがいっぱいあったわ。

誉め言葉です。

 

最後、仲間が数人死んじゃってるのに

大事故だろうに

笑顔で「Fin」にするなんて…どういう神経?

 

楽しませてくれました。

 

 

 

 

 

MEG ザ・モンスター(字幕版)