サイコハウス

 

 

監督 ラッセル・マルケイ

キャスト

マリアナ・クラヴェーノ…アビー

イリアム・R・モーゼス…カーター

ゲイル・おグレイディ…メ―ガン

 

 

サイコハウスって…タイトルが内容とあってないし。

「地獄のベビーシッター」でいいやん!

なんなん。期待させといて。

 

主人公アビーがカーターが好きで

シッターとしてその家に入り込み

数々とんでもないことをしちゃうという話。

もう、最初っから犯人がわかってるので

いかに主人公がとんでもないことをするか

見せられるという一応ホラー映画。

 

彼様と見てて

「全然これ、ホラーじゃないじゃん。サスペンスじゃん」

と愚痴ってみたら

「だってほら、人殺すし」と。

人が殺されるならアクションもゴジラもホラーになるよ?

 

アメリカの国のシッター事情が

どういうのか知りませんが

シッターを雇う、と思ったら

普通にそこの家の人が帰ってくる数時間とか、

夜そこんちの夫婦が出かけてる間とか思うのに

ここの家は住み込みで住まわすらしい。

子供だって7歳と5歳で特にちびっこではない。

へえー、金持ってんだなあとしか思えない。

 

不可解な事件みたいなのが続いてて

シッターのアビーが疑われる。

(まあ、コイツのしわざなんだけど)

雇われて2週間ほどなのに

妻も骨折で家に居るし、もうシッターいらないわ、

っていうのを聞いたアビーがまたもや色々しでかす。

そういうくだりなんですが、

雇われて住み込みでやってきて

いきなり2週間後にもういらないって…

仮に事故とか事件とかなくても

突然に明日から必要ないわ、なんて言われたら

雇われた側はたまったもんじゃない。

なんて勝手な夫婦なんだろう。

だからって異常なアビーの行動にも同情しないが。

 

アビーに車椅子ごと階段から突き落とされた妻メ―ガンと

もみ合いながらすったもんだのシーン。

アビー、実に弱い。

身動きできないメ―ガンに刺されてしまうほど弱い。

見せ場がちっともない。

って、どこがサイコハウスなんだ?

 

タイトルに騙された映画でした。

 

 

 

 

サイコハウス(字幕版)

キュア ~禁断の隔離病棟~

 

 

監督 ゴア・ヴァ―ピンスキー

キャスト

デイン・デハーンロックハート

ジェイソン・アイザックス…ヴォルマー

ミア・ゴス…ハンナ

 

 

タイトルはキュアじゃなくって「ウナギ」にしようよ。

もうずっとウナギ出てくるし。

うなぎっていう映画も邦画であったけど

こっちの方がたっくさんウナギだらけだったわ。

トイレタンクにウナギ。

ウナギ風呂。

ひぇー、気持ち悪い!

 

皆の目は節穴か?

主人公を演じたデハーンがディカプリオに似てるだと?

ちっとも似てるところがなかったし。

私の眼だけが節穴なのか?

 

いたーい!やばそー!なシーンが2つほど。

麻酔無しで前歯にドリルを…

しかも前歯1本ど真ん中にグイーンと。

顔と体をがっちり固定されちゃってるから身動きできない。

うう、痛そうだ。

ちなみに、前歯1本ないと「さしすせそ」がすぐに言えません。

隙間から空気が漏れるもだ。

 

あと気管挿入後、ウナギをガバガバ飲まされる。

こちらもカッチリ固定されてるんで見るに堪えないシーン。

の前に、意識しっかりあるうちに気管挿入キツイ。

あんな喉の奥まで入れられちゃったら

ウナギを飲み込む前に気絶するわ。

 

ウナギを体に挿入後から

よくよく見るとおかしなことが。

それまで前歯がなかった主人公なのに

歯が戻ってる!

なんやかやで敵にケリをつけて

ラストになるんですが

歯が戻ってることの説明は?

もしかしてこれは主人公の想像の世界なわけ?

ウナギ無理矢理に踊り食いさせられてから

ホントは彼は意識戻ってないんと違う?

 

せっかくの「パイレーツ~」の監督作品なのに

そこはスルーで説明不足なのはどうなんだろう。

歯、くっつけたのかな。

しかしずーーーっとウナギでした。

当分ウナギを食べたいとは思わない。

 

 

 

 

キュア ~禁断の隔離病棟~ [DVD]

青の炎

 

 

 

監督 蜷川幸雄

キャスト

二宮和也…秀一

松浦亜弥…紀子

秋吉久美子…秀一の母

 

 

20年弱前の映画だね。

今頃見た(笑)

ジャニーズ避けてたんで。

 

誰が監督かも知らないで見てたんですが

冒頭、ニノがロードレーサーで走ってるシーンがやられた。

カメラの撮り方に。

上から下から横からドローンから。(ドローンだよね?)

正面から後ろから。

いろんな角度で。

冒頭だけじゃなく、全体的にカメラの角度がすごすぎた。

 

それと最初と最後のピンクフロイド

これがやられた。

最初っからこれ流すか?

まだ本編すらも知らないまんまだったけど

曲だけで高揚感が!

 

原作読んでないので

映画との違いはわからないですが、

どうなんでしょうねえとしか言いようがない。

 

主人公がまだ高校生ということで

視野が狭いというのか、解決策の道が思いつかない

ということを考えては見ても

人を殺す、というとこまでに思考がたどり着くのかな。

 

母親がもっとしっかり&正直に話してれば、

曾根のオッサンが酒飲んでだらけてないで

家に居させてもらうことを告げてれば。

親の責任だと思います。

っていうか、そんなのを見せたくて映画にしたわけじゃないか。

 

あれ?おかしいなと思ったのが

20年前っていっても高校生は深夜バイトダメだよね。

なんで夜中に、しかも一人でバイトさせてるの?

コンビニ内であんなことがあっても店長すらいないし。

 

いろいろ思い詰めての

主人公の犯行ですが、

最後彼のとった行動を見てもわかるように

ただの自己満足の塊としか思えませんでした。

 

頭がいいのならいいなりに

勉学や美術以上に、「自分がおこした責任」をとってほしかった。

それと、こうしたら人はこう思うだろう

という気持ちをもっと持ってほしかった。

 

朝食での母と妹の会話や、

警察のオッサンが主人公を信じて1日待ってくれたこと、

カセットテープをわざと置き忘れていった紀子の気持ち、

トラックで轢いてしまうオッサン。

みんな、その後がとんでもなく大変だろう。

全然けじめがついてない。

彼の最後の行動は腹立つわー。

 

唐沢の使い方もどうなの?

あれだけ(笑)

 

主人公には全然共感しないけど

二宮君の演技は良かったです。

この映画を見終わって民放テレビに切り替えたら

ちょうど現ニノが映ってて。

あー40歳前のニノがいるわー、ちょっとだけ老けたー

と、否が応でも比較してしまったじゃないか。

 

あややは別にいいです。

 

 

 

 

青の炎 Blu-ray

ブラッド・パンチ タイムループの呪い

 

 

監督 マデレイン・パクソン

キャスト

マイロ・コーソーン…ミルトン

リビア・テネット…スカイラー

アリ・ボーイランド…ラッセ

 

 

他の人の感想見てると

「ハッピーデスデイ」の逆バージョンだ

なかなか面白かったと書いてあったんで

期待して見すぎたのがよくなかった。

ループが始まるまで長いのなんのって。

そこを乗り越えればサクサク見れた、かなあ。

 

目覚めたら毎日火曜日。

ずっと抜け出せない。

そのままだとラッセルに殺される可能性が大なので

何度も繰り返していくうちに

ラッセルを先に殺してしまえばどうにかなる。

が、やっぱり寝た後は火曜日に戻るわけだけど。

 

そのうち殺し方もうまくなってきて

ラッセルが「朝食の時間だ。朝食は一番大事だぞ」

と言い終える前にさっさと殺してしまってる。

ラッセルが何度も死ぬんで

悪魔のようだったラッセルにそのうち哀れみさえ感じてしまった。

 

だのに

毎日ループされてるのに

ラッセルの死体は残るので?ラッセル死体が山積みに。

この説明はあったっけ?なかったっけ?

 

出だしの録画を見たときの説明も不明なまんま。

これは真っ先に見る側を引き付けるためだけの小道具?

 

B級らしいので役者さんも知りません。

主人公ミルトンは窪田正孝系のひょろり男子。

スカイリーは土屋太鳳ばりの顔ポチャで。

 

そうそう、このスカイリーが

実によくタバコを吸いまくるんです。

必ず、どこのシーンでもタバコに火を点けだす。

ワンシーンあるごとに吸っている。

そこまで必要な小道具かなあ。

そんなに吸わなくても、充分スカイリーだってこと認識できてるよ。

 

毎回火曜日に戻るのであれば

タバコを切らすことはないだろうけど。

マッチに火がつくシーンを見せたかったのか。

 

ループからの脱出を何度も試みて

最後のオチはこうなるのか、と。

こうなったらそう来るよね。

 

ハッピーデスデイは随所に笑えるとこがあったんですが

これはどこにもなかったのがマイナスかな。

ラッセルのシーンは笑えなかったしなあ。

暇つぶしに見るのなら丁度よい作品。

 

 

 

 

 

 

 

ブラッド・パンチ タイムループの呪い(字幕版)

チェンジリング

 

 

 

監督 クリント・イーストウッド

キャスト

アンジェリーナ・ジョリー…クリスティン・コリンズ

ジョン・マルコヴィッチ…グスタヴ牧師

ジェフリー・ドノヴァン…ジョーンズ警部

 

 

刺さったね。

これって上映時間が142分ある長作なんだけど

見終わってからの放心時間が142分以上あった。

いや、次の日にまで引きずってて

ブログなど書ける状態ではなかった。

 

これはねホラー映画より怖いよ。

うん、確かに怖い。

ホラーなんて一瞬だけビックリするだけじゃん。

これはいつまでもいつまでも記憶に残る。

こんなのが実際にあったなんて。

 

あんまりイーストウッド作品って

そこまで興味なくって、

モノの数本しか見てないんですが

こりゃ、彼監督の作品をとりあえず見尽くした方がいいのかな。

まだ「グラン・トリノ」も敬遠して見てないんだわ。

 

チェンジリング=取り替え子。

だけじゃ済まない内容。

警察も、精神病院も、殺人鬼も

掘り下げればすべて一つの映画として作れそうなほど悪意がある内容。

それなのにこれを全部まとめちゃったのね。

それを見た私は心が破壊されそうだったわ。

未だに鬱々してる。

 

こんな惨い仕打ちを受けても

息子を探すこと「のみ」で生き続けた

クリスティンは私が考えてる以上に強い女性。

私なら3回ぐらい死んでるか、すでにおかしくなってるかも。

 

息子が行方不明で

5か月後に見つかった。

いざ再会したら、別の子供。

これ、絶対ぜぇーーーーーーったい、おかしいでしょ。

見間違うわけないでしょ。

100%区別できるでしょ。

10年会ってなくても、自分の子ってわかるはず。

 

コワイコワイ精神病院。

昔はこうだったらしいよね。

人間扱いしないの。

この映画では1930年前後の話だったけど

その後ロボトミーが承認されてとんでもないことになる。

警察も精神病院も、絶対的権力で圧かけるから

人としての権利なんてないも同然。

クリスティンが病院で知り合ったコード12の人との会話で、

何をしてもどんな表情でも診断つけられてしまう怖さ。

 

ノースコットの農場での事件。

これもまた震える。

コイツのやってきたことがサイコすぎて。

死刑執行の様子をイーストウッドは延々うちらに見せてくれた。

現実はいろんなものが飛び出るし、

3分ぐらいで執行が終わるもんじゃないから

もっとひどかったろうね。

 

いろんなことがショッキングなんで

まだ整理できてません。

頭の中でパッと出てくるのは

アンジーの真っ赤な口紅つけてる唇が印象的(笑)

なぜ、真っ赤なんだ?そんな強調しなくても、と。

 

あと警部だった人。

ものすごく憎まれ役を演じてくれました。

殴りたくなるぐらい。停職なんかで済む問題?

死ねばいいとさえ思ったし。

へらへらしてる顔も、仏頂面も気に入らなかった。

お見事でした。

 

苦しすぎてもう一度見る気にはなれない。

ホントにこれでもか!と心が乱される映画でした。

凄すぎて、パーフェクトすぎてキツイわ。

 

 

 

 

 

 

 

チェンジリング (字幕版)

ワンチャンス

 

 

 

 

 

監督 デヴィッド・フランケル

キャスト

ジェームズ・コーデン…ポール・ポッツ

アレクサンドラ・ローチ…ジュルズ

ジュリー・ウォルターズ…ポールの母

 

 

音楽ものの映画はいいねー。

ふだんロック派だけど、オペラも全然良し。

ドラムのようなリズム隊も好きだ。

サクセスストーリーは好きな部類だけど

これに音楽の、っていうのが加わると

よりいっそう熱く見れる。

でもなぜかミュージカルは好きになれない。

 

ポールポッツの半生を描いたストーリー。

ブリテンズ・ゴット・タレント」に出るまでの。

 

好んでオペラは聴かないですが

ポールポッツという名前ぐらいは知ってるぞ。

たぶんyoutubeでも1回ぐらいは見たかもしれない。

真面目そうな地味目そうなオジサンが

歌ってる時のあの力湧く歌声がすごいと感じた。

 

ジェームズコーデンが演じてますが、いいね。

彼はやっぱり華がある。

それにチャーミングだ。

太ってても清潔感がある(笑)

 

その前に冒頭の聖歌隊で歌ってた

ちびっこの時のポールが現在の彼と顔が似ていて

最初っから笑ってしまった。

よく似てる子選んだわ。

 

病気や事故など多難な人生を過ごしましたが

映画ではそこは軽めに描いてます。

もちろん現実はいろんなことが辛く、

くじけそうになったときもあるでしょうが

コメディタッチでいいんだと思う。

 

周りにこれほどいい人たちが揃ってたポール。

ま、ちょっとはいいとこどりの映画で

書き換えられてるとこもあるんでしょうが、

携帯ショップの店長が

ジュルズと会うきっかけをコッソリ作ったわけだし、

ベネツィア留学もパヴァロッティに散々言われたけど

同級女生徒と組んで成長しただろうから

決して無駄ではなかったろうし、

ジュルズの一押しで「~タレント」に応募したわけだし、

彼らがポールの周囲にいなければ

今頃ポールは携帯ショップの地区副マネージャーでしょう。

彼のドラマには欠かせない必要な人たちが多いこと。

 

なんか、ずっと笑顔で見ることができた映画です。

泣きはしなかったですが

この映画を見て幸せな気持ちを少しもらえたような気になります。

 

携帯ショップの店長が

ホントはどういう人物なのかぜひとも知りたい。

まさかの映画のような破天荒すぎる人なのか気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ワン チャンス(字幕版)

デッドリー・ペイシェント

 

 

監督 ロッド・ロバーツ

キャスト

ブリ―・ウイリアムソン…ヒラリー(たぶん)

エディー・マトス…グレゴリー(たぶん)

 

 

情報がネットでも少なすぎて

誰が誰を演じてるのかわからない…。

ご容赦ください。

 

B級ですかね。

タイトルも明日になれば忘れてしまうかもしれない。

覚えにくいっす。

妄想が強すぎるストーカーサイコ男の話。

 

このグレゴリーという男、

一度誰か一人の女性に目星をつけたら

自分の所有物になるまで追いかける。

女性に取り巻く邪魔な存在は消す。

または、ターゲットとなる女性が

自分の思うがままにならないとわかると消す。

異常な思考回路なので

私にはわかりかねます。

 

「目星」なんでしょう。

愛とかそういう次元じゃない。

 

面白いことわざを言ってました。

「命を救ったら永遠に面倒を見なさい」だって。

たとえの解釈が極端すぎてとんでもない野郎です。

そんなこと言ってたら

医者になる人なんていなくなりますわ。

違う視点でこの諺を考えれば、

捨て猫とかそういう類でしょう。

 

ヒラリーの心を射止めるためなら

の想いで、色々忙しく頑張っちゃってるグレゴリー。

ヒラリーの友人、ローリーの家に夜中忍び込み、

携帯を取りにキッチンに向かうローリーを

首掴んでガンガンやったら死んでしまったのくだりは

かなりの都合よすぎな展開だし。

 

ヒラリーのダンナがガレージに来た時に

待ち伏せしてクロロホルムで…の展開も

とても都合がよすぎるので

オマエはずーーーーーっと待ってるのか?

もし相手が違う行動していたらどうしてたんだ?

と突っ込みたくなる箇所が多かったです。

 

がしかし、B級ながら

あるある要素がとても多いながら

それなりによく出来てはいました。

がしかし、やっぱりこの手の映画は多いです。

 

一応グレゴリーはいい男の部類に入ってるか知らんが、

これが好みのタイプだったらどうなんでしょう。

やっぱりトム・クルーズでもキモく感じるのか?

配役は大事ね。

グレゴリー役の人、よく頑張りました。

 

 

 

 

 

デッドリー・ペイシェント(字幕版)