クズとブスとゲス

クズとブスとゲス

 

 

監督 奥田庸介

キャスト

奥田庸介

芦川誠

板橋駿谷

 

 

役名がない映画。

タイトル同様、出てくるのはクズとゲス。

ブスはよくわからない。

 

知ってる役者さんは芦川誠のみでした。

監督兼主演の人が、いかんせん超苦手…。

スキンヘッドに三白眼、鼻ピアス。

見るからに…ダメ。

が、そのせいで強烈すぎるインパクトを残す。

悪い意味で。

 

この映画が公開する際のインタビュー画像を

どこかで見つけてみましたが

映画の人と素(?)の顔つきが全然違うし。

なんであんな反吐っぽい顔つきができるの、この人。

 

芦川さんは売春あっせんの元締めボスみたいな役でして、

スキンヘッド男にする仕打ちはとにかく非情ですが、

足が悪い実子息子に対してはごく普通のお父さん。

このギャップがなぜか面白い。

 

リーゼントの無職で、やめた大麻をまた吸って

というおバカで単細胞な彼がいましたが

出てくる人の中では一番ハートがあったかそう。

彼女を喜ばせるために

ケーキやプレゼントを用意し、

部屋を飾り付け、ビックリサプライズさせてる。

お金の出所を知った彼女はそこでキレてしまうし、

本人も悪いという自覚があるのだが、

たぶん、うまく手なずければ彼は更生できそう。

 

思ってたのと違うなーと。

前半スキンヘッド男がダラダラいろんなことをしてて

群像劇っぽいし、何を訴えたい作品?と思いきや、

後半一気にバイオレンスがさく裂してヒリったわ。

 

でもどうしても、

この映画でスキンヘッド男を演じてた奥田監督の

きしょい顔つきがダメで…。

もう見ることはないでしょう。

 

 

 

 

 

クズとブスとゲス

プロジェクトV

プロジェクトV(字幕版)

 

 

監督 スタンリー・トン

キャスト

ジャッキー・チェン…トン・ウンテン

ヤン・ヤン…ロイ・ジャンユー

アレン…チョン・ホイシュン

 

 

ジャケットがジャッキー。

で、出だしにデカデカと成龍の字。

これだけでワクワクしてしまう世代。

 

ですが、ジャッキーももうそれなりの年齢。

彼を筆頭に名を連ねてますが

アクションで活躍するのは若手の面々です。

 

しかたないと言えばしかたない。

昔のように全面的に立ち回りはできないよ。

カンフーでもないよ。

戦いはガンアクションが多い。

ジャッキーが銃を持って打ってるサマは

見慣れないのもあって違和感すら覚える。

でも、しかたないよなーと

どうにか自分をなだめて見てました。

 

おふざけ(コメディ)部分はジャッキーがほぼ。

若手は真面目な顔つきで戦ってる。

せめても少し全員が軟らかめにおふざけ(コメディ)でもしてくれれば

ジャッキー映画としての醍醐味もあるのでしょうが。

 

そう、その若手のアクションがワイヤーで降りてくるのが

ありありとわかるので冷めた部分も。

別に他の中国映画ならかまわないんですよ。

でもジャッキー映画だと知りながら見てるので

「おまんら、ホントにそれでいいんか?」となる。

昔の生傷絶えないジャッキーのアクションで興奮し、

この映画での激流下りのジャッキーも

やっぱり老体に鞭打って体張って頑張ってる。

のに、若者はワイヤーアクション。

ふ…引き継ぐ者はもういないのか?

 

ライオンCGも下手くそでした。

ただ単にジャッキーの名を借りて作ったような映画でした。

 

あ、それとマシムの息子のオマル。

敵のテロボスですが、演技相当下手くそでした。

なんだかなー。

ジャッキーの時代が終わろうとしてる。

 

 

 

 

プロジェクトV(字幕版)

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

 

 

監督 ヨハネス・ロバーツ

キャスト

カヤ・スコデラーリオ…クレア

ロビー・アメル…クリス

アヴァン・ジョーギア…レオン

 

 

タイトルもそうなんだけど

あのミラジョボの大作「バイオハザード」ではなく、

ゲームに忠実にコトをすすめてるらしいよ。

と彼様情報があったので、それなら見ようと。

 

前に「サイレントヒル」というゲームがあって

それを映画化したのですが

あまり評判がよろしくありませんでした。

裏世界のグロさや、わけわからん世界観が

もしかすると不評だったのか?

ですが、かなり再現度は高くって満足いくものでした。

ゲームをした人ならではの感想ですが。

 

このバイオは…

監督がこのゲームを好きなのかもしれません。

そしてバイオハザードというゲームは

シリーズ化してえらく長く続いてます。

クリーチャーも色々いたりします。

 

たぶんその中でも人気があるような

シーンやクリーチャーを出したりしたかったんでしょう。

リサトレヴァーやピアノで「月光」弾いたりと

ちょろっと、ポロッと出てたりします。

もちろんバイオが一番最初にゲーム化された時の

予告CM、ファーストゾンビが人喰って振り向くシーン。

これも出てきます。

いつの間にかロケットランチャーまで出してくるし。

 

ゲームを映像化して、アクションホラー映画にしたい。

なるべくならゲーム版を忠実に作りたい。

監督にその思いがあるなら…

せめてキャスティングぐらいどうにかでも似せた人を選ぼうよ。

一体誰なんだよ、あのレオンは。あのジルは。

 

全然バイオを知らない人が見たら

あのレオン役の彼は普通にカッコいいしイケメンだ。

けれど絶対にレオンではない。

レオンはサラサラ金髪だ。ヘタレでもない。

主要人物の中で一番どうにか似てたクリス。

彼が警察署内で仲間と雑談してたシーン。

皆が名乗るまで、その他大勢の署内の警察官だと思ってたわ。

もう、ここが違うのですべて崩れた。

 

無理くりに幼少期のクリスとクレア兄妹が

養護施設にいることになっている。

クレアにだけ見えるリサトレヴァー。

バイハザードでなければ、面白そうな設定なのに

本家のゲームの話ではそんな史実はない(笑)

勝手に監督が作り始めた創作だ。

 

褒めどころがあるとすれば

トラック運転手と共にいた犬。

犬が血を舐めてゾンビ犬→ケルベロスになったシーン。

犬の演技がすごいわーと思ったとこぐらいです。

 

全体的に詰め込みすぎたのか

大きな恐怖というウエーブも来ず、ゾンビも少なく、

ウィリアムバーキンが変異したラスボスクリーチャーも弱く

あっさりと終わっちゃったって感じです。

 

完全に消化不良で見終えた彼様は

「ことごとく違う!」と怒りだし、

前にやってたバイオ4を再ダウンロードし、ゲームし始めました。

来年re4が出るようなので楽しみにしてるみたいです。

 

 

 

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム (吹替版)

 

 

監督 ジョン・ワッツ

キャスト

トム・ホランド…ピーター・パーカー

ゼンディヤ…ミシェル・ジョーンズ

ベネディクト・カンバーバッチドクター・ストレンジ

 

 

少し前に「ファー・フロム・ホーム」を見て

あ、これは「ホームカミング」より好きだわ!

と好感触でした。

その続きを見なくっちゃ!と思って

そこまで日が経たないうちにコレを見始めましたが、

途中でやっぱり敵が誰だろう?とストーリーがわからなくなり

一旦見るのをやめちゃいました。

 

その誰だろう?の敵はアメイジングの方の敵だったようです。

 

もう…だから続き物を見る時は

順を追って観ないとサッパリわけわかんなくなるわ。

一見さんお断り的な作りはいい加減やめてほしい。

ということで、むかつきまくってたのですが

腹の虫がおさまったので、再度リベンジして見ることに。

 

結果、超面白かったです。

ああ、なんて単純な私なんだ。

そんな気分で感情がコロコロ変わる自分ですが、

彼様から「サムライミのスパイダーマンも出てくるよ」

と予告アンチョコをもらったせいで見たくなったという単細胞。

 

アメイジングは見てないのですが(見る気もない)

3人そろったスパイダーマンを見たらゾワゾワ感がすごかった!

まさに仮面ライダー1号からV3までのお三方、集結って感じ。

 

しかもラスボスがゴブリンのデフォーじゃあーりませんか。

さすがなデフォーの演技。

こんなにもキョトンとした出だしの表情から一変、

悪役の顔つきになるところが素晴らしくお上手です。

なかなかのお歳になってしまってるので

アクションなんて出来るのかい?と気にしながら。

(そこはCGだったり、スタント使ったりと映画あるあるでカバー)

 

最近ちょっと映画界では見かけなくなったトビーも

しっかりオトナなスパイダーマンになってました。

もうね、トビーのスパイダーマンの思い入れが強すぎて

トムホランドに難癖つけてばっかりでしたよ。

子供すぎる、細すぎるとかブーブーと。

 

しかーし、いろんなものを失い、悲しみ、

使命を背負ってこれからスパイダーマンとしてやってく

ラストのアパート借りて…のトムホランドを見た時にゃ、

少年から青年へ成長したような

一皮むけたようなトムホランドの姿。

ああ彼もやっぱりスパイダーマンだ、と認めました。

 

終わりの終わりの終わり。

ドクターストレンジの続きが楽しそうなんですが

どーしてもカンバーが好きになれない。

彼はストレンジにピッタリなんだが…。

余計な自分の黒い感情を排除して次を見よう。

 

 

 

 

 

 

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム (字幕版)

マネー・ショート 華麗なる大逆転

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

 

 

監督 アダム・マッケイ

キャスト

クリスチャン・ベール…マイケル・バーリ

スティーヴ・カレル…マーク・バウム

ライアン・ゴズリング…ジャレッド・ベネット

 

 

あらすじ

金融に携わる人たちの実話。

リーマンショックに陥る直前で破綻に気づいた人たちの動向。

 

 

これは手を出して失敗しました。

金融の知識が全くもって0な自分が

これを見てもわかるわけがない。

出始め、30秒ぐらいで雲行きが怪しいのがわかった。

でももしかすると…で見続けてみた。

延々本編が過ぎ、ラストまで見終えても

やっぱり理解できず幕を閉じた。

 

ただ知識を多少なりとも知ってる人や

資産運用してる人には

たぶんどえらいことが起こってた話なんだな、

というぼんやり感はわかった。

ホントに無知でごめんなさい!

私が手を付けてはいけない映画でした。

 

うちの息子なら食いついて見入る内容なんでしょう。

そっちの業界だし、会うといつも経済の話ばっかで

私にはちんぷんかんぷんだから。

 

業界用語みたいなのが多くって

知ってた用語がサブプライムローン

でも内容はよくわかっちゃいない。

CDSCDO空売りって言葉が飛び交ってましたが

結局なんですか?

わかろうともしないでしょ、と息子から言われそうだ。

はい、興味ないもんで。

 

出てくる人みんなが

困ったような、悩んでるような顔つきばっかりしていて。

たまにカメラ目線で話しかけてくるけど、どうして?

最後はタイトルのように大逆転したのでしょ?

なのに、なぜみんな浮かないような顔してるの?

 

全然わかりませんでした。

 

たぶん出来は良いのだと思います。

知識がない私がこれを選んで見てしまったのが間違いです。

すみません。

 

 

 

 

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

 

 

監督 宮藤官九郎

キャスト

長瀬智也…キラーK

神木隆之介…関大助

尾野真千子…亀井なおみ

 

 

クドカン世界のノリと豪華キャストで

そういうもんだと割り切ってみれば楽しい映画。

 

ま、どこまで割り切ればいいか

頭と気持ちが追いつかなかったりするので

途中ゴニョゴニョと呟きたくなっちゃいます。

 

地獄。

なぜかとても小さな世界の地獄。

なぜか音楽、バンドをやってる赤鬼。

最初の違和感はここから始まります。

そういうもんだと無理矢理思って我慢して見続けてみました。

 

公開当時、映画の宣伝で長瀬君がテレビ出演を何度もしてました。

予告ではマザーファッカー連発で、頑張ってるのねーと

引き気味で眺めてました。

キャラを際立たせようと、マジメにがんばってたと思うよ。

泣けてくる(´;ω;`)

 

地獄の世界観は置いといて

いろんな人たちがいろんな役で演じてて

それを発見したときが楽しかったです。

どんだけロックギタリスト出てくるんじゃ!と喜びのツボ。

探して当てるだけでも見っけものって感じ。

 

エンドロールで流れてきた名前に「?」

牛頭と馬頭のお二人が画面上で気づかなかったのが失敗。

ずっとこの人たちは誰だろうとは思ってたのに。

中村獅童は全くどこにいたのかも気づきませんでしたし。

 

転生するときはトイレから出てくるんですね(笑)

きったねえトイレでした。

嫌だ、あんなとこからザリガニやアシカが出てくるのって。

 

面白いのが天国より地獄の方が刺激があって

楽園のような場所だってこと。

何かに刺されても、釜茹でされても、爆発しても

すでに死んでるから死なないし。

転生しても地獄に戻ったら人間の姿になってるし。

これを見る限り、地獄の方がはるかに居心地良さそうです。

閻魔の判定もまるでイベントごとのよう。

 

決してハマる要素はありませんでしし、

正直見なくても問題ないような映画でしたが

悪ノリしたクドカンの世界を暇つぶし程度に見るのなら

それはそれで良いんじゃないかと思います。

 

長瀬君が口開けてばっかで

口の中が乾ききってんじゃないかなーなんて思いながら見ました。

 

 

 

 

 

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

スプリット

スプリット (字幕版)

 

 

監督 M・ナイト・シャマラン

キャスト

ジェームズ・マカヴォイ…ケビン

アニャ・テイラー=ジョイ…ケイシー

ジェシカ・スーラ…マルシア

 

 

あらすじ

女の子たちが誘拐される。

誘拐した犯人は多重人格者だった。

 

 

いつになったら「ミスター・ガラス」が見れるのか。

まだ見れそうもないので

以前にも見た「スプリット」を再鑑賞。

 

これは3部作映画で最初が「アンブレイカブル」。

次作がこれで、最後が「ミスター・ガラス」。

そんなわけで「アンブレイカブル」の主人公も

チラッと最後に出てくる。

ブルース・ウィリスだよ)

 

レンタルして「ミスター・ガラス」を見ればいいのだが

そこまでしなくても…と数百円を出し惜しみしてる貧乏人。

 

23人の人格があるケビン。

演じてるのは全員ではなく、数人ですが

それでもマカヴォイさんの人格が変わる演技は見事です。

子供に人格が交替してるときは

ホントに無邪気でヤンチャな顔つきになるし、

女の子を誘拐したデニスはキリッと男前になってる。

女性人格は元々目鼻立ちがハッキリしているマカヴォイさんなので

ちょこっとしぐさを変えたら普通に女性に見える。

 

元々この系統のジャンルが好きなので

より楽しめたのもあるし、

シャマラン作品が好きだってのもあるし、

マカヴォイさんの圧倒的な演技力も加わって

また数年後見たくなるようなチカラがある映画でした。

 

プラス、最後には強人ビーストという

えらく不可思議な身体能力を持った人格も出てくるんで

よけいに次の「ミスター・ガラス」が見たいのよ。

 

もしかすると人格が多いけど

全員出てこないじゃん!という人もいるかもしれない。

このへんミリガンを狙った設定なのかもしれませんが

確かに人格多いよな。

そこまで人数増やさなくても良かったんじゃね?

ですが大人数の人格交替しても

見てる私たちが全員理解できるかと言われたらできないでしょ。

なのでスポットに当たる数人しか登場しないし演じなかった。

実際、ずっと隠れてなかなかスポットに出てこない人格もいるらしいし。

 

主役の女の子、おサカナみたいな顔してました(´∀`*)

 

なによりマカヴォイさんの怪演がみものの映画でした。

やっぱり「アンブレイカブル」も見ちゃおうかな。

うー、「ミスター・ガラス」早くみたい!!

 

 

 

スプリット (字幕版)