ドント・ウォーリー・ダーリン

ドント・ウォーリー・ダーリン(字幕版)

 

 

監督 オリヴィア・ワイルド

キャスト

フローレンス・ピュー…アリス

ハリー・スタイルズ…ジャック

クリス・パイン…フランク

 

 

ちょっと最初からわかりづらい映画だった。

脚本というか、構成が掴みにくいというか。

 

種明かしが後半になって明かされるんだけど

それでもなんだか納得できなかったし。

で、コイツ見たことあるぞ!

と思ったジャック役はまさかのハリーだった。

 

音響もわからない不安を掻き立てられるような。

踊ってるモンロー女性たちも明るくキモい。

でもって、

ハリーが壇上でずっと「おっとっと」踊りもしてる。

あ、ハリーじゃなくてジャックか。

役だからしょうがないが下手くそに見える。

延々に踊りすぎだ。長い。

 

一番気に入らないのがクリスパイン。

今回もますだおかだの岡田にしか見えなかった。

いつ見ても彼は岡田だ。

奴は結局、何をしたかったんだか?

 

とりあえず、

ピューが可愛いのかそうでもないのかの顔と

中身がない卵を割るシーンは良しです。

 

完璧な幸せ、絵に描いたような幸せな家庭って

なんだろうね。

幸せであることは幸せなんだけど

今、幸せでも人はそれ以上に幸せを求めるだろうし

永遠に続くものでもないと感じるし。

 

アリスを幸せにしてあげたかった

という勝手な男の独りよがりな都合で

こうなっちゃうのは

なんともえげつない。

 

 

 

 

ドント・ウォーリー・ダーリン(字幕版)

サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~

 

監督 ダリウス・マーダー

キャスト

リズ・アーメッド…ルーベン

オリヴィア・クック…ルー

ポール・レイシー…ジョー

 

 

ドラムスの聴力が徐々に衰えてきた主人公。

聴覚障害を持っている人たちのコミュニティで生活する。

機材や車を売り払い、どうにか資金をやりくりし手術して

収音マイクを装着するも

聴こえてくるのは雑音に近い音ばかり。

 

おおまかなあらすじで言うとこうです。

主人公の徐々に耳が~っていう視点?聴点で

話が進んでいくので

見ている自分もものすごく不安になってきたわ。

 

好きな音楽することさえもできず

恋人との生活もコミュニティに入ることによって遮断され

いきなり手話をしてる皆さんと一緒に生活しなきゃならない。

自分だったらどうしていけばいんだろう。

其処の生活に馴染めず、荒れ狂うかもしれない。

絶望するかもしれない。

なんで外部と接触を絶たなきゃいけないの?って思う。

 

でもって、せっかく手術したのに

聞こえてくる音は収音マイクのせいで

人の声のやかましいノイズだったり、

不快極まりない鐘の音だったり。

 

アカデミーの音響賞を獲ったぐらいなので

主人公の聞きとりづらくなってくるとこや

マイクの雑音がホントに怖くて不快でリアルじみてました。

 

 

恋人ルーとそのパパのパーティー

親子で演奏しながら歌ってた曲はなんだろう。

パーティーなのにあの不気味な歌は何?

全然そぐわないような選曲に聞こえた。

主人公の装着した音でそう聞こえたのか

元々がそういう曲なのかわからないけども

暗い曲でした。

 

最後の彼がマイクを外した瞬間の無音。

そして彼の表情。

気持ちとしては切ないような

吹っ切れたかのような複雑な心境になりました。

 

でもきっと彼は

コミュニティに戻って

第二の人生を歩むんじゃないかなあと思います。

 

誤解を招く発言かもしれませんが

突発的に難聴を患う人は

こういう風な音の聞こえ方で

徐々に悪くなっていってしまうのかな

と感じました。

 

 

 

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん

 

 

監督 白石晃士

キャスト

大迫茂生…工藤

久保山智夏…市川

白石晃士…田代

 

 

短気ですぐ暴力的になる

ディレクター工藤のオッサンが一番コワすぎ!で

見てて胸糞悪くなるのだが

今回はそこまで怒り狂うシーンが少なかった。

 

っていうか、なかなか怖かった。

FILE01の口裂け女からいきなり2と3を飛ばして

4を見たのだけど

過去作からの続きもあったようで(花びら?)

それを見てないからなんのこっちゃ?でしたが

わからなくてもなんだか怖かった。

 

うまいね、白石監督。

トイレの花子さんなのに

時空の歪みが生じてタイムスリップにまで話が発展していく。

なんだかものすごいことになってくる。

 

花子さんそのものや

時空をさまよってる時のどーでもいいCGは

チープすぎるので

そこのところは緊張感がほぐれたわ。

 

モキュメンタリーだけど

霊能者の真壁さんの登場で

芝居臭い演技をしてるのもホッとできるところ。

 

だから今回は工藤のオッサンの不快感より

ストーリーの緊張と安堵の繰り返しが好きだなあ。

 

こういう出来のいい作品を観ちゃうと

シリーズ2や3も見といた方がいいのかなと思う。

が、河童とか興味ないんでやっぱりスルーしちゃおう。

 

作られたホラー映画も好きですし

YouTubeの廃墟探索も怪談もオドオドしながら見てるし

こういうフェイクドキュメンタリーも

なかなか刺激が強いです。

 

花子さんって便器の中から

ボコボコと水音立てながら出現するのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-04 真相!トイレの花子さん

ファイティン!

ファイティン!(字幕版)

 

 

監督 キム・ヨンワン

キャスト

マ・ドンソク…マーク

クォン・ユル…ジンギ

ハン・イェリ…スジン

 

 

たぶんヤクザものじゃないだろうと読んで

見たこの映画。

大当たりでした!

少なくとも私は堪能できた。

笑えて泣けそうな人情もの。

マ・ドンソクだから成り立ったのかもしれんね。

 

アームレスリング。

派手な動きがないため、スポーツ映画としてはどうなんだろうと

思いきや、人間ドラマの絡め方がうまい。

もちろん先が読めるし、終わりも読める王道もの。

それでも満たされた気分になるのだからこれでいいのだ。

 

マークというキャラクターを演じたドンソク。

英語で会話してるのも新鮮。

納豆鍋?や尾頭付きの刺身も食わず嫌いで可愛い。

眼光鋭い時もあれば

子供たちに料理作ったりとお茶目なマブリー。

それでいて

あの大根より冬瓜より太そうな上腕。

パラピリポの意味は私もわかんなかったけど。

 

いろんな表情を魅せてくれて

マ・ドンソクファンにはたまらない映画だったかも。

っていうか、そんな私も安定の安心感を抱いてしまった。

 

起承転結の起の部分で

なんでジンギと共に兄弟のように行動してるのか、とか

マークの養子に出されてから

アームレスリングの道に行くまで(その後除名)を

もうちょっと丁寧に描いてくれたら

より良かったと思います。

マークとジンギ、この2人の関係性は??って最初思ったので。

 

コワモテ人情系の役はホント似合う人です。

 

 

 

 

 

ファイティン!(字幕版)

フォレスト・ガンプ

フォレスト・ガンプ/一期一会 (字幕版)

 

 

監督 ロバート・ゼメキス

キャスト

トム・ハンクスフォレスト・ガンプ

ロビン・ライト…ジェニー・カラン

ゲイリー・シニーズ…ダン・テイラー中尉

 

 

その昔、うちの息子が一番好きだったらしい映画。

久々に見直したらなんか新鮮でした。

私は特に好きでも何でもない映画。

トムハンクスは好きだけどね。

 

完全におとぎ話のようであり、

アメリカの戦争、政治などの歴史を

ガンプの人生をとおしてちょっとずつ入れて

しかもガンプとジェニーを陰と陽に分けた感もあり。

それでもいいのか、おとぎ話だから。

 

前も同じように思ったけど

CGの使い方が楽しかった。

今でこそどんなことでもできちゃいますが

初めて見た時には中尉の足がない!って驚いた。

大統領やジョンレノンとの会話も

おかしくないものね。

プレスリーの腰の動かし方の流れは

実はガンプからきてたのか、が

笑っていいものかどうか微妙だった。

 

ガンプ=純真=欲を持たない=小賢しくない

なのに、なんで頭が弱いっていう設定にしちゃったんだろうね。

単に「いいひと」だけじゃ物足りなかったんだろうか。

無理に努力をしなくても

富と名誉を得た人。

だからどっかひとつ欠点を入れなきゃ、とこういう人物になったのか。

結果、コレを見た半数の人から反感買ってしまったような。

 

技術面や音楽の使い方は素晴らしい。

羽根で始まり。羽根で終わるのも良い。

そういえばババちゃんってずっとエビの話してたよな

と記憶も蘇ってきたり。

ただストーリーが心に刺さったか?と問われたらNO。

それは私が日本人だからでしょうかねえ。

 

トムハンクスだったら「キャスト・アウェイ」のほうが

全然好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フォレスト・ガンプ/一期一会 (字幕版)

アルゴ

アルゴ (字幕版)

 

 

監督 ベン・アフレック

キャスト

ベン・アフレック…トニー・メンデス

ブライアン・クランストン…ジャック・オドネル

アラン・アーキン…レスター・シーゲル

 

 

イランアメリカ大使館人質事件。

イランから反感買うんだろうね。

そりゃそうでしょうよ。

アメリカCIA側の視点で描かれているんだもの。

 

史実とはいえ、映画なので脚色もあり。

どこが違って脚色されたかはわかんないけどさ、

でも最後の飛行機が離陸するって時に

パトカーだの兵の車だの

飛行機に思いっきり横付けして走るのは

ちょっと引いたかな。

危ないし。

ドタバタと追いかけるより

管制塔に電話して指示したほうが早かったんじゃない?

まだイラン領空内域で間に合ったかもしれないよ。

 

といっても別に私はイランの味方ではないよ。

 

作戦的には面白いので緊張感はたっぷりありました。

イランの人達の話してることも

時には訳が入らないので

言葉の抑揚だったり、目つきや顔表現で怖さアリで

映画の中の人達と一緒に緊張したりしてしまってた。

空港での一連の調べではドキドキもんだったわ。

 

からしたら

海外の出来事で、政治もので、昔のことで

題材としてはあまり興味を持てないんですよ。

今回見たのは

ベンアフレックが監督だったから。

この人は監督業の方が合ってるって。

俳優業のほうで有名なのはわかってるんですが

制作にまわったらもっと良い功績を残せるんじゃないかと。

 

バットマン合ってないし(クリスチャンベールの方が合ってる)

お友達のマットデイモンを主役にして

自分が監督で作れば良いのが出来ると思う。

あ、彼のこと上げて落としてしまったわ。

 

ベンアフレックのこの映画に対する思い入れや

エンドロールの時に出てきた写真と同じように撮影、

というこだわりはしっかり伝わりました。

トランプ政権の時じゃなくって

ホントに良かったね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルゴ (字幕版)

幸せのレシピ

幸せのレシピ (字幕版)

 

 

監督 スコット・ヒックス

キャスト

キャサリン・ゼタ・=ジョーンズ…ケイト

アーロン・エッカート…ニック

アビゲイル・ブレスリン…ゾーイ

 

 

10何年か前にこれ見てて

マーサの幸せレシピ」観なくっちゃ、

といってたのに未だに見てないや。

で、も一度こっちを見ちゃった。

子役時代のアビゲイルちゃんが可愛いんで。

 

軽い、王道、ほのぼの=見やすい。

うまくまとまってるんですが

レシピと題名つけるぐらいだから

もうちょっと料理寄りな内容も欲しかったんです。

 

サフランソースのよさがよくわからずで。

コブミカンの葉の香りが決め手なんだっけ?

こだわりのそのソースをもっと引き立たせてくれても

良かったのに惜しいなあ。

 

ケイトと一緒に暮らすことになったゾーイ。

「全然食べてくれなくて~」と、食べないゾーイ。

一体ニックが作ってくれたまかないパスタを食べるまで

何を食べて飢えをしのいでたんだろう。

デリバリーのみ?

ケイトのこだわり料理は手をつけなかったんだろうね。

 

ニックみたいに人の心を開かせるのが上手な人って

ある意味才能ある人だと思ってます。

真逆の性格のケイトと親密になれたわけだし。

 

お国柄かもしれないんですが

料理中、厨房で仕事してる最中

2人がチュチュしてるの…あれ、だめです。

私だけかもしれませんが

なんか見てて、食欲が失せます。

 

ケイトの性格が自分の悪いとこに似てて。

妙に気が強いとことか、肩ひじ張ってるとことか。

それにニックのようなオペラ流して

にぎやかに人を取り込む奴が自分の厨房に

突然に入ってきたら

私もケイトと同じことすると思う。

 

絶対、恋仲になんてならないだろう。

 

 

 

 

幸せのレシピ (字幕版)