ブラックブック

これは良い。

実在の女性ユダヤ人がスパイとしてのことをモデルにして描いてます。
当時のただ単に悲惨なことを描く、というわけでもなく
生き抜く強さや、信頼と裏切りについても考えさせられた。
もうずーっと見てて飽きることなかった。

あの状況下じゃ誰を信じていいかわからない。
主人公エリスは純朴すぎるのか、用心しないのよね。
悪い人はいるんですよ。
もうわかりやすいぐらいに悪人役は決まってる。
そやつはハナっから悪役だからどうでもいいんだわ。
でも善人だとばっかり思ってた人が「オマエもか…」となる。
見ているこっち側もエリス以外疑いの目で見てしまうんだわ。

見終わった後に知った。監督がヴァーホーヴェンだってことを。