南極物語

何度見たことか。
見るたびに腹立って、人間様のエゴをまざまざと見せつけられ
人間嫌いになっていく私。
感動もクソもないので
また数年後に見て腹立てるんだろうなあ。
なぜこれが文部省特選なのかわからない。
 
人間がいなくなった南極で犬たちが過ごしていた様子は
あくまでも想像だろうし、
撮影のために南極の海に沈められた犬や
雪が積もった下にいる犬たちなんて
虐待だよ。
実話をもとに、だろうがぜーんぶ人間の都合の撮影。

「犬を連れて戻れないことがわかった時殺してやればよかった」
と思い続ける健さんの後悔が突如開き直り
「生き物の命を奪う権利はない」
とかほざいたとき
「オイオイオイオイ」とつっこんだよ。

おめーら人間が樺太犬は寒さに強いからって
南極に連れてったんだろーが。
犬が「ワン!行く!」と志願したのか?
勝手に置き去りにして
「ここ南極で僕たちだけで頑張るワン!」とでも言ったのか?

そもそも犬を物扱いするから置いてこれるんだよね。
あれが人間なら放置できないだろうに。
いくら吹雪いて飛行しにくくても、あきらめることしなかっただろうに。

京都の祭りで渡瀬と夏目雅子が神輿観たいのを見てる中、
横にいたプードルのピーちゃんが
呑気そうに渡瀬を見たシーンがある。
南極で生きることに必死になってる犬たちと大違いだ、
と苦笑いしてしてしまったわ。
あのピーちゃん、おバカそうだった。

とにかくだ!
感動の涙を流したいならこれは見ないほうがいい。