明日への遺言

ずっとずっと法廷シーンが続くの。
娯楽性がないなあ、と最初はダラダラ見始めていたけど
そのうち自分を恥じていっちゃった。

岡田中将の信念、部下を想う気持ちに
潔さと気丈さがひしひしと感じる。
この映画は寝転がって見るモノじゃあないわ。

敵方検事に自ら挨拶をし、相手が微笑み返しをしたシーン。
この横浜法廷のみ、唯一自分の感情や発言を許されたシーン。
米国を兄とし、日本を弟としてこれからは役割をこなしていくであろうのシーン。
そして死刑台に向かっていくときの「なーにちょっくら隣に…」のシーン。

昔の日本にはこんなにも日本を愛し、
自分に偽りのない生き方が出来た人もいたんだ、と
最後は正座して見ちゃいました。

現在の一部の私利私欲に包まれた政治家たちと比べたら
岡田氏は日本を変えたHEROです。

後で岡田中将本人の画像を閲覧してみました。
顔立ち端正で、とても立派でカッコ良い方です。
現代にこういう方はいないのでしょうかねえ。