潜水服は蝶の夢を見る

邦題見ただけじゃなんのこっちゃ?だよ。
カタ~イ話かとも思ったよ。

フランス的だよね~。
音楽さながら、照明や光沢感など
決してアメリカ映画のように大げさにすぎず
やわらかい映像になってる。

それと主人公が奇病にかかっているのに
決して暗くはない。
これを日本人監督が撮影したなら
さぞ重々しい壮絶な病気との闘い、ってな雰囲気に
なってしまったことでしょう。

しかしだ!
自分や身うちにこの病が突如としてふりかかったら
そんな呑気な事をいってられない。
体が動かないゆえに自殺さえできぬ。
左目しか動かせないので意思疎通も困難。

いや実際に言語療法士の方はじめ
友人、妻など主人公と会話(と呼んでいいのか)
していくのって並々ならぬ大変さがあったと思います。

主人公主観でずっと話が進んでいくので
その時その時に彼がこう考えていたんだな、と
くみ取れるところに面白さがあります。

医療関係に携わる人に見てもらうと
もしかしたらためになるのかもしれませんね。