小説編:705号室  毒殺魔の教室

塔山郁の作品を2冊。

最初は「705号室」を。
ホテル奇談というサブタイトルも加えて
リバーサイトホテルの使用禁止部屋705号室にまつわる
いろいろな証言を一つ一つの章として書き上げたもの。

私も以前ホテル勤めをしていたこともあり、
やっぱり数々の噂や、ちっちゃい体験もしてたので
面白そうじゃん!と思って読んでみた。

が、しか~し!
この人の書き方がダラダラと長いのでイライラ。
もう少し句読点をつけながら書いてよ、と思った。
初めて塔山作品を読んでの率直な感想が
「小説の書き方が下手だなあ」


次に「毒殺魔の教室」。
湊かなえの「告白」に似てるらしいし、
書評も良かったようなのでどれどれと。

中盤、いや3/4まではグイグイと引き込まれて
一体真実はなんなんだろう、と興味深く読んでた。
最後の展開では自分が飽きちゃった(笑)
推理小説家の女性がしっかりしすぎの口調で
しらけ気味になったのかも。

あと、小学生の時分でそこまで頭が回り
計算しながら行動してる子供っているのかな、と疑問もあった。
私が能天気で単純な子供すぎだったのかしら。
小さな損得や好き嫌いでしか動かなかったような思い出しかないぞ。



サラちゃんが亡くなったのもあって
まだ2時間びっちり映画に没頭する、という時間がもてないでいます。
すぐに気が散漫したり滅入ったりするので
手軽に開いたり閉じたりできる小説を読んでました。