その日のまえに

リアリティとファンタジーが混じったような。
はじめのほうで昭和の子供たちの一人が海で遭難して
皆がパニくってたシーンは
なんだかマンガチックで内容もよく掴めず不快な気持に襲われた。

ナンちゃん、永作夫婦はとても似合ってた。
永作のカラッとしたイメージが悲しく映らないところがいい。
妻が夫に遺言みたいな手紙を見せた時も
その後、妻が亡くなった時も泣かなかったけど
3か月後の手紙を見た時は思わず顔がグシャグシャになった。
泣かせてくれるなよ。

筧さん演じる俊ちゃんの行動がなんとなく不可解。
なぜあの夫婦を追うように見てたのか?
あと、とし子の兄。
オニギリを両手に一つずつ持ちパクつきながらとし子の病院へ。
おかしくないか?

これ見て思った。
わずか2~3年前の作品なのに
峰岸さんも山田辰夫さんも脚本の市川さんももういないんだな、と。
寂しいな。