私は貝になりたい

フランキー堺のも所ジョージのも観たが
これもやはり傑作。
中居くんがちょっと若く見えすぎてしまったが
私から見た視点なんでしかたないかな。
演技に関しては申し分ない。

房枝が嘆願書を集めようと吹雪の中も必死こいて
歩いてる姿を見て涙が止まらんかった。
矢野中尉の最期の言葉が染みた。
通訳を交えての裁判で当時の米国との考えの違いや思想に
日本の軍事主義が空恐ろしく感じた。

生きるとは?
支えるとは?
命とは?
あの時の日本の一市民たちは本当に牛や馬だった。
心なんて持てなかった。
本音なんて言えなかった。
その主義に染まってしまった日本国民が悲しく見えた。

何度見ても良い作品だ。
キャストを変えようとも原作・脚本がしっかりしてるので
見ごたえは充分にある。
すべては豊松の最後の言葉「私は貝になりたい」に詰っている。

余談:金八ファミリーがいっぱいいた。
   豊松子供が楽しんごに似てた。