マレーナ

なかなかでんがな。
最初は少年の性に目覚める青い春物語になるのかなー
と思ってたら、少し違う展開に。

時代が戦争中というのもある。
そしてここの街が小さな街なんだろうというのもわかる。
娯楽がない、というのもわかる。
でもだからって、一人のマレーナという女性の噂が
ここまで飛び交うものなんだろうか。

男たちはみんなマレーナのことを性の対象として見てる。
女たちは羨望からくるやっかみ&妬みで陰口三昧。

確かにマレーナさん、キレイだわ。
がしかし、ココの街にはマレーナしか美女がおらんようだ。

で、あの集団リンチ。
ひどすぎる。

所詮他人。
誰も手を差し伸べる男たちがいない。

女たちがマレーナに優しくなったときは
マレーナに「シワ」という翳りを見つけたとき。
美貌が崩れていったとき。
女ってつくづく怖い生き物なんだね。