聖家族のランチ

読みたかった内容とは違ってた。
私が読みたかったのはザワザワするホラー小説だったのに
見事にスプラッタのカニバリズムな内容だった。

銀行員の父。
理研究科の母。
右にならえはしない娘。
新興宗教に入ってる息子。

著者は林真理子
へえ~、こういうのも書けるんだ。
てっきり恋愛物しか書かないと思ってた。

ほとんどの感想が
「気持ち悪くなった」
「食事前後には読まないほうがいい」
うん、確かにグロイです。
ただ映画で慣れてるんで私は大丈夫でした。

あのー、最後になってきて
もしかすると林さん、展開が投げやりになってきてませんか?
描写がかなり大雑把なんですよ。
はじめはあれだけ丁寧に人物像を描かれてたのにどういうこと?

で、最後のラスト数行。
突然終わります。
「なにこれ?」
あまりにも意味不明だったんで数回、その数行を読み直してしまいました。
どうすればいいんでしょうか。

この家族が2ヶ月近くかけて人肉食べきって消化したのはいいとしても
最後の数行のために私が消化不良になってしまってます。