爪と目

藤野可織著。

なんでしょね。
若い、といっていいのか、これが純文学というものなの?というか
なんだか今一つ理解しがたい話だった。

あとで知ったことですが、確かにこの作者さんは若い方。
あ、けれどストーリー云々は年齢って関係ないか。
が、40~50代の人にはこういう小説書かないかな。

それと話の空気感が乾いてる感じがした。
じっとりしてなく、カラカラに乾いてるっていうの?それ。

その昔、コンビニで売ってるコミック雑誌を買って読んでみたときに
あるストーリーの内容の主人公がこれと同じように
乾いた空気を漂わしていてて
「私、こういう生き方できないなあ。というかしたくない」
ゲンナリした記憶が蘇ってきた。

たぶんその作者もちょうど30代の若い人だったような気がする。

いや、やっぱり年齢は関係ないんだろう。
時代がそうさせてるだけなのかもしれない。

この作者はこういう調子で描写で書く人物なのかな?
もし同じような感じだったらきっと私とは肌質が合わないかもしれない。