蜜姫村

乾ルカ著。

この人の作品を読むのも初めてだ。

村のお話。
過疎地帯の村の話は怪しくて好きだ。
これはなんだろう。ホラーではない、石段上にある社に潜む…。

どうやっても私の頭の中では蜜姫がアリスインワンダーランドに出てきた赤の女王、
ヘレナ・ボナム=カーターが出てくる。
腹がデブじゃなく頭がおっきいから反対の体型なのに。
それと大蜂がなぜかスケートの羽生くんに脳内変換される。
あと、紅蝶がきんたろうが真似するしゃべり方の前田敦子になってた。
なぜかコメディタッチになりそうな私の頭の中の蜜姫村。

途中ね、蜜姫が病にかかった村人の病毒をじゅるりと吸い取るシーンがあるんだけども
そこがね、描写が気持ち悪いんだわ。
前半はよかったなあ。
おゆうが天上で住む前のとこまでは。

最後の方は駆け足になってしまったような気がする。
私も最後どうなったか気が急ってしまったから余計に早くなった。