第9地区

エビ。
キャットフード。
廃材の中で武器になるようなものを見つけるエイリアンたち。

最初、これってコメディーですか?
と思って見てたんです。

なんとかエイリアンを排除させたい人間たち。
無理矢理にでも第9地区から立ち退かせるよう主導権を握る人間たち。

キモイなー。
エビなんて名付けたらエビが食べられなくなるじゃん。
苦々しく見ていた私。

次第に話は展開されていき、一部変化したヴィカスは
逃げ場所がないため第9地区へ。

あれれ。
キモイなーと思っていたエイリアンなのに
いつの間にか私はエビたちの味方になってるよ。
人間の非道さにムカつき始めてるよ。

クリストファージョンソン(エビ)の子供が可愛いな、なんて思ってるよ。

なんでだろう。
そうか。
あのエイリアンたちは言葉が喋れるからだ。
意思疎通ができて、気持ちを伝えてきてるから、
彼らがどう考え、何をしようとしてるのかがわかるからだ。
クリストファーと子供に限っての話だけど。

この話の展開は今までなかったよね。
最後、もしかして本当のエイリアンになってしまたヴィカスも切なかったし。

何もエイリアンだからって悪とは限らないんだ。
たまたま星に帰れなくなっちゃった異星人がいるってだけで。

それにしてもキャットフードが食料って…哀しいなあ。