永遠の0

見て損はなし、泣かせる映画だね。
役者もうまいし、特攻とか戦闘機とかCGが素晴らしい。
わざと見る人を泣かせるように演出したでしょう、これ。

あ、最後の方の、三浦春馬が幻の戦闘宮部氏を見たシーンは
笑ってしまった。
岡田君のニヤリ顔がなんだか笑えた。

あれだけ生きる、生きて帰ると言い放ってた宮部さんが
なぜ自ら特攻を志願したのかイマイチわからずじまい。
そこだけは理解したかったなあ。

戦後かれこれ70年過ぎました。
戦時中に亡くなっていった人は現在をどう思うでしょう。
未来は変わってるかな?→こんなんなりました。

70年も経てばそりゃあ、戦争ってのがかなり昔に感じてしまう。
語り継ぐ人も徐々に減ってくるだろうし、
ぼやけたイメージしかなくなってくるのかもしれない。
夏八木勲のセリフじゃないけども、
あと10年もすればそれこそ体験した人も皆無になるかもしれない。

その時、私たちは戦争映画って作ることができなくなるのでは?
怖さ、辛さ、当時の人の心が響いてくるのかな?
もちろん戦争なんてなくて良しだけど、
洗脳された当時の日本人たちだけど、
宮部さんのようなマイノリティな清らかな心の精神を継ぐ者が
少なくなってくるのかもしれない。