ボクたちの交換日記  感想

キャッチコピー

「夢は叶うと、信じてた」

伊藤淳史…田中洋平

小出恵介…甲本孝志

長澤まさみ…甲本久美

内村光良ウッチャンが監督

お笑い界のウッチャンが監督&脚本で

売れない芸人を題材に映画作ったんだもん。

失敗できないよね。

よく出来ていたと思います。

あ、原作は鈴木おさむ氏だっけ。

そういうの全く予習せず、ポッと見た映画だったんで

見始めてから知りました。

あとで原作はどういうものだったのか、と調べてみたところ

話の内容としては映画のラストのほうがまだ良かったかも。

そう、まだ良かったというだけで

私だったら甲本をああいう病人設定にはしないだろうなあ。

いかにも~~~みたいなオチは嫌いです。゚(゚´Д`゚)゚。

お笑い業界に通じてる鈴木氏とウッチャンなんで

ほぼ売れない芸人さんたちのリアル描写に近いんだろうね。

きっと物語と一緒で辞めてく人たちたくさんいることと思われ。

茶店で事務所社長と構成作家の人に

コンビ解散のようなことを告げられた甲本。

実際こういうことが行われてるのか知りませんが

三者、しかも業界の上の人から言われたにゃあ

苦悶するだろうけど、ひとつの優しさなのかもしれない…のかな。

やっぱり一組一組、個性を出さなければならないし

その芽をいかに本人たちが気づいて伸ばしていけるか。

「限界」って思ったら辞めるしかないわけで。

現在もそうだけど

今の芸人さんってあふれるほどいるもんね。

映画でもそのように後輩に抜かされてったり

あの芸人は今!?みたいな

記憶の片隅にも残ってないような人もいたりして。

余談ですが

私の好きだった芸人さんは

ちびっこギャング

ハリガネロック

りあるキッズ

生き残るのに厳しい世界だね~。

・詰めがなんなんですの?

残念だったのが17年後の世界ですよ。

当時30才だったわけでしょ。

17年経ったっていうと48才の設定ですやん。

あれ~みんな年とってないんでしょうか?

甲本の子供だけ大きくなっていて、ほかは老けてない。

これだけ出来がいいのに。

そこだけは勘弁してくれ、と言われたかのような。

ガクッときちゃいました。

伊藤君は無理くり40代の貫禄見せてましたが

もうちょっとだったかなあ。

その伊藤君と甲本娘の会話で

「お金ですむなら夢をあきらめるなって」

「もし、夢をあきらめてもいい時があるとしたら

 その夢をあきらめてでも

 幸せにしたい人が出来たときだって」

まあいろいろ考えてしまうセリフです。

夢と天秤にかけちゃあいけないってことですかね。

現実を見ろよ、ってことなんでしょうか。

これ、自分本位な考えですね。

相手のことを想ってこその台詞なんですよね。

はい、わかってます。

タイトルにもあるように

軸となるものが甲本と田中の交換日記です。

書き出しは甲本から。

ネタ作りは田中担当ですが、

交換日記では甲本が主導をとってる。

日記を書く作業ってそれなりの労力だと思うんです。

頭で思ってることを文章にできるのなら

実は甲本もそれなりの才能があったんじゃないでしょうか?

なかなか言葉を文章に置き換えるのって

めんどっちいし、大変だと思うんだけどなあ。

・私の職場が映ってました

全然ストーリーと関係ない話です。

どっかで見た建物だな?

と思ったら、私の勤めてるとこがロケ地の一ヶ所でした。

仕事柄、テレビや映画の撮影場所によく使われてます。

まあ、それだけです。

残念なのは

こんなに良い演技をしていた小出恵介なのに

たぶん?もう見れないってことです。

私、好きだったのになあ~。

厳しいようで甘い芸能界。

甘いけど過酷な芸能界。

もう彼の演技は見れないんでしょうかね。

映画とはどうでもいい話で終わらせてしまってスミマセン。

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