その夜の侍 感想

キャッチコピー

「愚かに、無様に、それでも生きていく」

堺雅人…健一

山田孝之…木島

綾野剛…小林

・ポテトチップが…開かない

そうそうたる顔ぶれがそろってます。

と同時に男の俳優さんたちが全員悪役できる人たち。

でも主役の二人以外、みんな普通の市民の感覚。

市民役は共感できるとこ多々です。

この映画はまさに評価は二分化されるでしょうね。

くっそつまらないと感じれば、本当にクソつまらない。

しかし私は途中で入る間合いや、コミカルさが受けました。

大真面目にやってるんでしょう。

でも所々「変」で、笑わそうというセリフや間が随所に散りばめられてる。

見出しの「ポテトチップが…」もそのひとつ。

私は大爆笑ものでした。

出演してる面々も共演してるのが多いのか、

山田&木南ちゃんの「勇者ヨシヒコ」

山田&新井さんのコーヒーのCM,

山田&綾野剛はプライベートで友達

新井&サクラは「百円の恋」

あああ、キリがない!!

木島は悪い奴でしたね。

最近この手の、人間の皮かぶった化け物見ると

イライラカリカリムズムズとお腹に虫がいるような感覚覚えます。

害虫と同じ扱いでつぶしたくなります。

カメレオン俳優の山田君。

木島のゲスっぷりを頑張って熱演してました。

んーでも手探り状態で演じてたような気がします。

そりゃそうですよね、木島みたいな人間ではないんですから。

なぜに皆、木島に殺意を抱かないんでしょうね。

灯油かけられて殺されそうになった田口トモロヲも、

財布と引き換えにハメられた谷村美月も、

肉親を殺された新井浩文も。

殺してしまったらそれは罪になるけれど

でも、せめて殺意ぐらいは持つだろうに

なぜか行動を共にしている。

で、堺雅人も。

木島にはなんの魅力も感じないのに

菩薩のような人たちばっかなんで

たぶんそこが受け入れがたいのかもしれませんね。

健一の奇怪な行動はわからなくもないです。

ブラ持ち歩いてたり、プリンパックしてみたり。

自分の中で妻の死の決着が未消化なんで

すべてが止まっているんだと思います。

木島に殺意ももちろんあったんでしょうが

(序盤のビニール袋から包丁はみ出てたよー)

自分自身、虚無感から抜けだしたかったんじゃないかなと。

平凡とか、ヒマとか

そういうセリフが出てきますが

最後の雨での戦いのあと、メモ帳を読み上げてた健一が

木島に言った言葉

「なんとなく生きてるよ」

「この物語は最初からキミには関係ない話だった」

で集約されるんじゃないでしょうかね。

今、再度

健一と風俗嬢サクラのシーンを見直しました。

やっぱり笑えます。

「ポテトチップスが…ハァハァ…開かない」www

その夜の侍