プレシャス 感想

キャッチコピー

「プレシャス・ジョーンズ、16歳。

愛する喜びを知り、愛される喜びを知った。」

ガボレイ・シディベ…プレシャス

モニーク…プレシャスの母

ポーラ・パットン…ブルー・レイン

・まったく!なんていう母親なんだっ!

プレシャスは16歳にして父親の子供を2人も身ごもる。

母親は最低最悪な奴で、プレシャスに「バカは勉強しなくていい」と。

フリースクールで教師と出会い、学ぶことの喜びを見出す。

HIV陽性にもなったが、人を愛し愛されることを知り前向きになる。

家を出、母と決別、子供2人と手をつなぎ生きることを誓う。

とまあ、超簡潔なあらすじを書いてみた。

このプレシャスの母がなんともまあ憎たらしい奴でさ。

自分の娘なのに、男を優先するかね?

娘に向かって「私の男をとった」とかほざくか?

強引に娘にレイプするイカレ野郎な男だってのに。

あまりにも自分のこと好き好きなおかしな母親なんで

見てる方は唖然。

その役を演じたモニークさんに拍手送っちゃうわ。

怪演といってもいいぐらい怖く汚い心の役を演じてました。

見ていく中でプレシャスの妄想がチラチラ入るんだ。

でも構成がうまくいってないのか

あれ?何これ?っていう理解に苦しむシーンも。

シリアスな映画じゃないの?

そのつなぎ方がヘタクソかもしれない。

出演者がほぼほぼ女性ばかり。

代替教室のブルー先生はキレイだ。キレイすぎる。

福祉課の女性は

「この人は誰かに似てるなー」と思ってたら

マライアキャリーだった。

痩せすぎてて…現在のマライアを知ってるだけに

ソックリさんみたいな人が演じてるのかと思った。

その女性陣の中でちょろっと出てきた

男性看護師のナース・ジョン。

かっけえです。

タイプです。

最後は子供と共に歩き出していくプレシャスですが

彼女、病気にかかっちゃったよね。

彼女の父親のせいで。

子供ももしかすると病気になってるかもしれないよね。

彼女の心は「今」晴れ晴れとして

堂々と一歩を歩き出したかもしれないけど

これから先、

さらなる苦難が待ち受けてるんだよな、と思うと

手放しでいい映画だったな、と思えないよ。

しかしアレですな。

プレシャスちゃんは前半はずっとムスッとした顔でした。

環境とかそういうのもあって

それが顔に出てしまうのは共感します。

私なんて無感情な時ですら

「なんか怒ってる?」といわれるぐらいの顔なんで。

わかりますとも。

でもおデブちゃんは

すまし顔より、ニコニコしてる顔の方が合ってます。

まあ太ってなくても笑顔の方がいいですがね。

プレシャス(字幕版)