野火 感想

塚本晋也…田村一等兵

森優作…永松

リリー・フランキー…安田

カニバリズムとよんでいいものなのか

塚ちゃん監督、主演映画。

これまた声が極めて小さめ聞き取りづらい映画。

だもんで、ボリュームをかなり大きめにして見ていると

突然に手りゅう弾とか戦闘機音で

ビックリして飛び上がったし。

59年版の映画もあるようですがそれは見てない。

小説もあるようですがそれも読んでない。

塚ちゃんだから見てみた。

塚ちゃんなんでホラー寄りに見えるのかもしれない。

異様に目の周りが赤かったり

白目が黄色味がかってたり

腕は灰色、顔は黒で、血は真っ赤。

対照的に空の青、自然は鮮やかな緑。

コントラストがあわわわ…。

でも始めの体つき見てると

徐々に腕とか細くなっていってるんで

ストイックに仕事いてるっぷりがわかります。

ちょっとグロイなあ。

体のいろんなモノが出てるし。

苦手な人は見ない方がいいわ。

泣き虫永松が

徐々に逞しく?なっていってね。

究極の選択だよね。

餓死で死ぬか、生き抜くために人肉食べるかって。

それほどフィリピンでの戦争は

異常でひどかったってことですよね。

戦ってじゃなく、餓死って…。

自分なら息止めて鼻つまんで

吐き気と戦いながら人肉食べるのかなあ。

正常な思考ではなくなるわ。

最後の書斎での塚ちゃんの行動がマジホラー。

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