少年は残酷な弓を射る 感想

ティルダ・スウィントンエヴァ

エズラ・ミラー…ケヴィン

ジョン・C・ライリー…フランクリン

・男の子ってホント育てるの難しい

見だしは私の主観であって

前々本編とはつながってないんであしからず。

モンスターな息子です。

幼児期のケヴィン。

何なのこの子、腹立つーーーー。

この子は4歳か5歳ぐらいなのに

なんでオムツとれないの?

母親を恨んで生まれてきたの?

母親の子育てに対する大変さは共感した。

でも、特別に育児放棄してるわけでもなし

初めての育児に疲れてる様子も理解できた。

父親と母親に対するケヴィンの行動が

違ってきてるとこで(4歳ぐらいかな)

カウンセリング受けた方がよかったのかな。

でも父親もおおらかというか、呑気というか。

妻の訴えを簡単にスルーしちゃうのってどうなんだろう。

男ってそういうもんなんだろうか。

あれだよね、

思春期の男の子の部屋を

無断で入って宝探ししちゃいけないよね。

どんだけち散らかってても見てみぬふりした方が良い。

妹が飼っていたハムスターがいなくなりーの

排水の溶剤を使いーの

妹が義眼になるーの

そのいきさつが描かれてないんでそこだけはわかりづらかった。

たまたまなんだけど

先日うちの息子と話をしてまして

日本人は習慣的に親子でハグする機会ってそんなにない。

子が小さいうちはいくらでも抱きしめられるけど

子が成人したらそんな機会ないんで

まして子が結婚なんかしたらもっと機会なくなるだろうし

母親ってそういうの寂しく思ったりするんだよ。

みたいなことを延々とお話しました。

息子にお姫様抱っこしてもらいたい母親は異常だとか(それはわかる)

抱きしめる時は私が死ぬ寸前だとか(それは悲しすぎる)

スキンシップの度合いが母息子って難しいんだと認識。

この映画では

ケヴィンが1~2歳のころからすでに母親に対して

愛情を示してこないし、嫌がらせか?という行動もしてる。

小さいときに一番信頼して蜜に接するのは母親だってのに

何でだろう?と不可解に思うのです。

感の強い子だけじゃすまされないし。

母親の愛情を独り占めしたいからの行動でもないし。

恨みを持ってこの世に生まれてきたとしかいいようがない。

少年になってからのケヴィン役の子は

あれだけ顔つきが尖ってたのに

最後の少年院での面会の時の会話で

スッと険がとれた顔に変わりました。

ウマイ!

実はパッケージ見て

ずっと邦画かと思ってました。

ケヴィンの顔が城田優に見えたんで彼が主役の話なのかと笑

全く眠くならず

逆に目がビンビンに冴えたヘヴィーな映画でした。

こっちバージョンは城田君に見えないね

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