のぼうの城 感想

キャッチコピー

「豊臣2万の大軍に500人でケンカを売った、でくのぼうがいた」

野村萬斎…成田長親

佐藤浩市…正木丹波守利英

上地雄輔石田三成

・見どころが田楽のみだろうな

のぼうの城が映画化された年に

映画は見ずに行田に遊びに行ったことがある。

丸墓山古墳もそうだし

全体のさきたま古墳公園、

それに田んぼアートも見て。

春には桜がキレイな場所なんだね。

今度行くなら桜が咲いてる春に行きたいな。

この映画の最後に

現在の行田の風景が映し出される。

城こそないけどいいところだよ。

さて、この映画

萬斎あっての映画だ。

田楽するには彼しかいないし。

田楽というと

私の知ってる田楽は味噌田楽しか知らん。

伝統芸能の田楽は初めて聞いた。

「田楽」なのに「伝楽」と脳内変換してたらしい。

他の話はいいから

ずっと彼が踊る田楽を見ていたいぐらいだった。

単に萬斎さんが好きってだけ。

三谷作品と並ぶくらいに役者陣も豪華。

だが、キャストがやや納得いかなかったりもしたわ。

あと最初のテロップね。

なんだか大河ドラマみたいだった。

歴史ものなんで

実際に成田長親はいたわけですが

結果オーライで城も滅びることなく

その当時は良い方向に進みました。

ただ本当にああいう性格だったのか?

庶民に愛される人柄。

そして彼のためならと共感し立ち上がる百姓衆。

計画的に事をすすめるのではなく

思い付きによって行動に移す。

頭がきれるのか、強運の持ち主なのか

いろんな危機を乗り越えてました。

わざと軽いタッチの時代物にしたかったのかなあ。

見やすいっちゃあ見やすいんだけど

緊張感もゆるみっぱなしで

途中で中だるみしてしまった自分でしたわ。

ならばもっとコメディにすればよかったのに。

監督によって描き方が違うからそりゃ無理か。

酒巻が告白したシーン。

甲斐姫演じる榮倉奈々が「ありがとう」といったセリフ。

完全に現代風なしゃべりなんでズッコケました。

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