親切なクムジャさん 感想

キャッチコピー

最後の復讐が、一番哀しく、美しい。

イ・ヨンエ …クムジャさん

チェ・ミンシク…ペク先生

キム・シフ…クンシク

・クムジャさんの13年にも及ぶ復讐心って

鑑賞2度目だったらしい。

見ている途中で気が付いて…ってことは

前回はあまり印象に残らなかったってことかなあ。

嫌なシーンも結局また見ちゃったってことだけどね。

それは何かというと

ペク先生が食事中、いきなり立ち上がって

向かいに座ってる妻と性交するシーン。

あれは嫌だね。

吐き気がする。

食べるんなら食べろ、やるならやれ、と思う。

コトが終わりまた普通に食事を続けるって??

おー気持ち悪い。

クムジャさんの復讐は

相手をかばって、というか娘が人質にとられて

その身代わりとして獄中生活送ってたわけでしょ。

落ち度は警察にあるのは重々わかってるけどさ、

その煮えたぎる復讐心を刑務所から出るまで

ずっと持たせ続けてたっていうのはどうよ?

ムショ内の親切も

後で恩返ししてもらうために親切にしたってことか?

たまたまでしょう。

腎臓まで提供してその後にっていう壮大な計画立てられるか!

後半、

自分たちの子供が殺されたっていう遺族が集まるシーン。

拉致って殺しちゃうまでのビデオシーンはビックリですわ。

クムジャさんを中心に話が回ってるので

ペク先生の非道っぷりが中途半端ですが

もっと憎きペク先生の悪い行為を見せてくれたら

こっちも一緒に復讐に燃えていけるのに。

っていうか、後半の内容だけで

一本の映画が作れちゃいそう。

ペク先生はミンシクなんでブレなくやってくれそうだし。

でもこれって

遺族たちに手を出させて、っていう行為は

クムジャさんって親切心でやってるんでしょうかね。

人を手にかけるって後あと、いろんな後悔や葛藤が生まれるし。

一緒に行動して復讐の気持ちをわかり合おうっていう魂胆?

私にはそこらへんのクムジャさんの気持ち理解できません。

最終的には復讐は果たせたのでしょうが

そこまでの年月をかけてまでとった行動と

気持ちとが複雑すぎて

スッキリした気持ちになれませんでした。

それはなぜか?

クムジャさんが晴れ晴れした顔をしてないからなのかもしれない。

韓国映画では

少し前に見た「チェイサー」があまりにも衝撃的だったので

多少の復讐映画では物足りなくなってるのか。

また忘れちゃうかもしれません。

親切なクムジャさん(字幕版)