グッド・ライ いちばん優しい嘘

リース・ウィザースプーン…キャリー

アーノルド・オーチェン…マメール

ゲール・ドゥエイニー…ジェレマイア

・鶏のジョークがわかった人いれば教えて

ジャケットからは想像しづらい前半の話の重さ。

決して昔ではない、スーダン内戦

2000年になってやっと難民キャンプから移住できる。

飛行機も電話も初めて。

マクドなんてもっとお初。

私たちが何気なく使っているものが

彼らにとってはほとんどが初体験なんだろう。

でも決して重々しくならず

福祉課のキャリーの手助けもあって

時にユーモラスに描かれてあるとこは救い。

内戦は

平気で子供まで殺すものなのか。

農場の人が言ってた。「兵士も一人の人間だ」って。

そりゃわかる。が…

子供まで追っかけまわして殺してしまうのか。

子供たちだけで数千キロも歩いてパキスタン経由ケニアへ。

「死ぬのは嫌だ、生きたい」

オシッコを飲んで生きようとする姿。

こういう映画をみるたびに

人間としてのの不平等さや、

平和すぎる国での引きこもりや自殺者を

思いっきり考えさせられる。

スーパーで働いてる場面でもしかり。

まだ食べられるものを賞味期間が過ぎた時点で廃棄。

命からがら生きてきた彼らにとったら矛盾すぎる行動だろう。

スーダン難民役を演じた4人も

元は難民。

笑顔の裏には様々な苦悩や涙や困難があったことだろう。

そしてこの映画を演じてる。

決して遠い話ではなく

今も難民者がたくさんいる。

スーダンってどんなとこ?と

パソコンやスマホで調べちゃったりできるこちら側。

なんだかなあ。

傍観者以上のことできないけど、やるせない気持ちにもなったりして。

気持ちが重くなるのは勝手な私の考え。

この映画は最初こそ重いが、

意外とあっさりしたラストを迎える。

泣いていいのか笑顔で〆ていいのか。

製作陣が一流の方々なんで驚きです。

のほほんとした国で生まれ育った私には

こういうわかりやすい現状を

映画として見ることができて良かったです。

ホント、何もできないんだけども…。

グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~ (字幕版)