青天の霹靂

キャッチコピー

笑いと、たぶん一粒の涙の物語

大泉洋…。轟晴夫

柴咲コウ …花村悦子

劇団ひとり…轟正太郎

・こんな暗い大泉洋はどうなんだい?

一言ブラボー!!!です。

いやぁ素晴らしいよ!

劇団ひとりが監督での作品。

こんなにも出来がいいとは!

作家業だけでなく、こっちの界にも進出してほしい。

原作が劇団ひとりが書いたものだから

監督としてもきっとやりやすかったと思う。

自分が書いたわけだし、構成もしっかりしてるし

色付けもしなくてよいものね。

あとはキャストをどうそろえるかってことでしょ。

これも見事でした!

大泉洋を主役に持ってきたってのが。

でもさ、

タイムスリップするまで私はそう思わなかった。

暗い大泉洋なんて見たくない。

ホントはシリアスな大泉洋もあまり好まない。

高架下で

顔グシャグシャにしながら

「生きてくだけでツライ」って泣いてるとこ。

う…大泉洋のこの手の泣き顔は見たくなーい!

人選ミスなんじゃないの?まで思ってた。

ところがどっこい。

その後のタイムスリップからラストにいくまで。

最後のピンステージに凛々しく立ってる姿の大泉洋を見て

彼を主役にして本当に良かった!と心から思った。

それぞれが皆ピッタリな役。

しかもハマりすぎる。

銀ちゃんを思わせた雷門ホールの支配人、風間さん。

70年代にこんなに顔立ちハッキリした人いるか?柴咲コウ

でもどんどん悦子に惹かれていく私がいた。

大泉洋劇団ひとりのマジックコント。

ペペとチン。

映画の中だってのに、こんなに笑えるとは!

元々ひとりさんの持ちネタでしょうが

妙にすんない映画のストーリーにからめて披露。

それが全然いやらしくもなく

大泉洋がソフトに吸収してくれてる。

ひとりさんだけでは、くどくて熱すぎるから 笑

最後はああなるんだろうな、

というベタ感は拭えないが、

他に何も手だてなし。

泣きはしませんでした。

反対にとてもスッキリした気分になった。

ミスチル曲もハンパなく合ってました。

これで初監督って、すごすぎるでしょ。

とてもいい映画でした。

青天の霹靂