ファング一家の奇想天外な秘密

ニコール・キッドマン…アニー・ファング

ジェイソン・ベイトマンバクスター・ファング

クリストファー・ウォーケン…ケイレブ・ファング

芸術は爆発だぁ!はなんとなーくわかる

親が前衛芸術家なゆえ、子供は成長と共に苦悩して…

ってなとこから始まったんですが。

ニコールキッドマンだから、さぞかし何かやらかしてくれる話かなと思ったら

ちょっと私にはついていけないストーリーでした。

そもそも前衛芸術家ってなんなのさ、

ということなんですが

いくら映画の中でケイレブ(ウォーケン)が語っていても

凡人の私には理解ができなくって。

現代でいうと草間さん。

ちょっと前でいうと岡本太郎氏。

日本ではその方たちが有名どころで。

だからって、やっぱりあまり理解しがたいんだよなあ。

元からそういう思考の人間ですと

そこに生まれ育った子たちは自我が目覚めたときから

少しずつ苦悩し始めるのはごもっともだとは思います。

普通に過ごせない。

それは有名人、芸能人の子供たちより以上に

窮屈な生活なのかもしれない。

だってすでに芸術家の思考回路はぶれないですから。

こうあるべきと思ったら、とことん曲げず追究するのみでしょ。

まして父母同時にそうだったら、…やってられませんな。

最後の父のアートとしての人生劇場は

二重生活より「はぁ?」でした。

隠れてこっそり、ほかの家庭も持ってたっていう

なんとかトラブル以上に

「ファング家」を自身の芸術の一つだと思って人生を進めていたことに

そして子供たちをその一コマと思いながら育てていたことに

全く共感も、いや、理解すらできませんでした。

可哀想なのは妻であり母のケミーユで

これは芸術というより

脳内コントロールされて生きてきた、といってもおかしくないだろうに。

なーんか複雑難解すぎて

コメディ映画といっておきながら

さっぱり笑うとこないし

面白くなかったー。

ファング一家の奇想天外な秘密(字幕版)