エブリデイ

アンガーリー・ライス…リアノン

ジャスティス・スミスジャスティ

オーウェンティーグ…アレキサンダー

・毎朝違う体に憑依して目覚める零体A

この映画は青春SF恋愛映画だ。

時をかける少女」のような「転校生」のような。

SFというワクワクさと、キュッとつねられたような心の切なさと

想像を超えるような未知への楽しさが味わえた。

零体Aの特徴。

同じ年代の人に憑依できる。

それは男か女か当日の朝にならないとわからない。

一人につき、一回しか憑依できない。

毎日違う人物になってしまうのでインスタに残す。

なんとなくその人の思考がわかるので

無茶ぶりせず、おとなしく無難に過ごしておく。

あまり遠すぎる地域には憑依しないらしい。

物心ついたときからAはそうやって生きてきた。

Aは主人公のリアノンに恋をする。

リアノンは零体Aの存在を受け入れてくれた。

唯一、心を寄り添うことができた相手だ。

男か女かわからないと言ってたけど、Aは男の霊でしょ。

色んな人が憑依されたAを演じてる。

みんなうまい。Aにちゃんとなってる。

毎日外見は違えど、リアノンは気づいてくれる。

Aが男子の時はHまでしてしまう。

これは…いいのかな。

一応借り物の体だし。

憑依した相手が病気持ってたら…どーすんの!

最初は見てて

Aってすごい楽しくて面白い人生?送ってるじゃん!

だったのに

見ていくうちに、明日がないAって可哀想とも思えてくる。

6歳の記憶から、ってあったので

零体なのに一緒に年を取っていくわけだよね。

10代や20代のうちはまだしも

60代、70代になって毎朝違う人になって目覚めるのはキツイな。

楽しくないだろーに。

なんて思えてきた。

リアノン役のアンガーリー・ライスちゃんは

ホントにキュートに可愛く演じてます。

大人になってもいろんな役ができそうな子に感じた。

言葉で説明するのが難しい。

でもとっても新鮮で不思議でね、

はじめて「ドラえもん」を見たときのような感覚。

そう、私にとったら「ドラえもん」。

心に残る作品でした。

エブリデイ (字幕版)