リバティーン

ジョニー・デップ…詩人ジョン・ウィルモット (ロチェスター伯爵)

サマンサ・モートン…エリザベス(リジー)・バリー

ロザムンド・パイク…エリザベス・マレット(ロチェスター伯爵の妻)

・愛欲にまみれた天邪鬼な放蕩詩人

一言であらわすと

ジョニーデップっつーやつはすげえ奴だ!

です。

最近でこそゴシップニュースでにぎわせてばかりの彼ですが

昔は好きだったー。

パイレーツ~のずっと前のことですがね。

この作品、実在したエロ詩人伯爵の半生です。

冒頭の一人語りから、してやられてしまった!

実際のロチェスターさんがどんなだったかお顔存じませぬが

元々フェロモン満載の色気あるジョニデが演じたのは大正解。

好色一代男の世之介さんばりの人だったのではないのかと。

そういう期待を抱かせてくれた始まり。

途中経過は後で書く。

最後も、いや、最期も梅毒に侵され

パット見、誰だかわからないぐらいの怪演。

見事に壮絶に死んでいきました。

一連のジョニデの演技を見てると

やっぱりこの人、ただならぬ雰囲気持ってる役者さんだと。

最後はまた一人語りで終わりましたが

最初とは一変、全然言葉の力強さが違ってたので

これも見どころ。

お話としては至って面白くない。

芝居小屋のエロ芝居にビックリはしたかな。

あの時代にあんな棒を作ったんだ(笑)

大砲まで作ったんだ(笑)

踊ってる女優さんたちがおてもやんみたいな白塗り、頬紅(笑)

なんだか斬新(笑)

サマンサモートンは残念だけど役が合わなかったです。

パイク以上にキレイで聡明じゃないとあの役こなせない。

もしかすると娼婦のジェーンが

一番ロチェスターの心情を理解してたかもしれないよ?

肩書こそ違えど、生き方の共感者だったかも。

魂の共感者?と書きたかったけど

たぶん魂は違うと思うから、生き方にしちゃいました。

エゴとエロで破滅的な人生だったんですね、ロチェスターって。

リバティーン(字幕版)