シング・ストリート 未来へのうた

フェルディア・ウォルシュ=ピーロ…コナー

ルーシー・ボーイントン…ラフィーナ

マーク・マッケンナ…エイモン

・音楽がかかるたびに、にやけてしかたない

はずれの作品がないよね、この監督。

音楽映画をやらせたら右に出るものいないんじゃないの?

すっかりツボをついてくる。

世代が近いから聴いてきてる音楽も一緒だし。

自分の聴いてきた音楽と同じだからなおさら。

センス抜群!

この作品はホント単純で

好きになった女の子の気をひくために

バンドを結成しちゃった男の子の話。

後でこの作品の感想サイトに行って見てみたら

男の子の兄貴を絶賛してる!

かくいう私も同じ。

この兄貴がいなかったら、主人公の男の子の音楽熱は高まらなかったと思う。

兄貴が差し出すレコードを聴いて

男の子はヴィジュアルをまねたり、曲の路線変えたり。

次の日の登校ファッションに毎度驚かされて微笑ましくなっちまう。

いろんな懐かしい曲が堪能できるこの映画。

でもそれのみじゃなくって

男の子が結成したバンドのオリジナル曲も最強にかっけえ!

バラードですらマジ震える。

曲のセンスも歌詞も素晴らしい。

もちろん演奏も、男の子のボーカルもいい。

が、決してプロ並みに上手いってわけじゃないから

そこがなおさらイイ!

あと何がいいっていうと

そのバンドの一員、ギターのエイモンの存在。

ウサギが大好き。

頭脳明晰。

お坊ちゃま。

それでいて、タカビーぶってるわけじゃなく

主人公コナーとのやりとりの合いの手の良さ。

まさしく彼がいるからこそ、コナー君がより輝く。

やばい。

褒めてばっかりなんですけど。

いや、それぐらい私はニヤニヤしながら

見させてもらったわけですよ。

これこそ青春だー!

自分が聴いてきた音楽の青春だー!

さあ、ぐるり巡って

もう一回「once ダブリンの街角で」を見るしかないな。

シング・ストリート 未来へのうた(字幕版)