サバイバルファミリー

小日向文世鈴木義之

深津絵里…鈴木光恵

葵わかな…鈴木結衣

・恐ろしや!電気がない生活

ジャケット面白い。

お父さんの横にいるのが豚のはなちゃん(仮名)。

そのはなちゃんは食べられてしまうってのに。

たぶん日本中の電気がつかなくなったら?

鈴木家一家に焦点を当ててこの映画は作られている。

でもって、バラバラだった家族が一致団結して

鹿児島の妻の父のとこまで行くんだ、っていう話。

日本中の電気が、いや、電気だけじゃなく

ガスや水道、乾電池さえもつかなくなったら。

矢口監督は

コメディ&ロードムービー風に仕立てたが

ほかの監督だったらきっとパニック映画になったのかもしれない。

私はこれを見ながら「アイアムアヒーロー」を思ったし。

ゾキュンこそ出てはこないけど

人間が窮地にたったら、事件や事故、災害、

最後にゃ日本が崩壊するだろうなと思うんで。

それを、ほのぼの風に仕上げ、

家族みんなで見れるような映画にしたのは

やっぱ矢口さんの手腕。

楽しかった。

今の時代、電気がなかったら(ライフラインすべて)

生活できないし、社会が日本がどうなってるかさえ…

それこそ近所の人の口コミしか頼るすべがない。

ご近所のネットワークすら希薄な昨今だってのに、ね。

見ながら得るものもたくさんあった。

で、見ながら、家の中でどんだけ今電気使ってるのかってのも

気にしながら見た (笑)

今は真夏。

こんな時期に映画の中の世界が始まったら…うひゃあ!

エアコンすら、扇風機すら使えないんだよ。

水もなく体力消耗。

死んじまうだ!

コワイコワイ(゚Д゚;)

東京も大阪も

人ががらんどうでしたが

映画の中の人々はどこに行っちゃたんでしょうかね。

西に向かう人はいましたが

東に向かう人はいなかったのかな?

考え出すと、コメディですがやっぱりコワイ映画です。

やっぱりね、

「食べる」ってことは生きていく上での基本です。

農家で娘が泣きながら食べてるのを見て

一緒に泣きたくなっちゃいました。

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