今夜、ロマンス劇場で

 

 

 

監督 竹内英樹

キャスト

綾瀬はるか…美雪

坂口健太郎…健司

加藤剛…病室の老人

 

 

もちろんファンタジーという設定を踏まえての感想を。

まさかスクリーンから女優が飛び出してくるわけない!

とぼやいたら、元も子もなくなるんで。

 

さすがに泣きはしなかったけど

最後はジーンときました。

純愛すぎて。

 

綾瀬はるかはどんどん実力つけてきてますね。

イベントなどで見る素の彼女が、いざ演技となると

こんなタカビー的なお姫様役もこなせるんだ。

衣装もどれも映えてて、視覚を楽しむことができました。

 

ファンタジーとして見てるわけですが

雨降ったら肌色ドーランが落ちるんじゃないの?っていう

見る側の余計な詮索は「あえて」無視して制作したんですかね。

 

加藤剛さんはどうしても役と実際ご病気してた姿が重なってね。

遺作となったわけですが、素晴らしい演技ありがとうございました。

私の知ってる加藤剛さんは「大岡越前」のころの

きりりとしたお姿です。

その頃の私は小学生でしたが、

世のおばさまたちは剛さんファンが多かったような記憶があります。

 

好きなくせにこの作品は見てなかった北村君。

いやー、やばくないっすか?

画面に出てくるたびに笑っちゃうよ、この役。

ハンサムガイ(笑)

まるで銀ちゃんのようじゃないのよ(笑)

 

ツボすぎます。

もう2時間、俊藤の役を延々見ていたいほどの面白さ。

やっぱ見てよかった。


『今夜、ロマンス劇場で』妖怪ダンス映像

 

 

結末はこれはこれで良かったんじゃないかと。

悲哀でもなく、ハッピーエンドっぽくもなく

貫き通した純愛っていうジーンで。

 

でもあれだよね。

健司と再スタートしてからきっと50年は経ってるはず。

その間、健司はもちろんほかの人との接触は一切なかったってことでしょ。

ほぼ家に軟禁状態だったのか?

さすがに無理があるようにも思うのに…

まあ、そこはやっぱりファンタジーなんだから

いらぬことは考えちゃいけねーよ、なんでしょね。

 

けっこう名セリフポチポチとありましたね。

特に俊藤が。

「男が簡単に下を向くな。男の視線は常に未来。

下を向いてたら今しか見えないぜ。」

あの扮装で(笑)あの歌舞伎メイクで(笑)

あっぱれ!北村くん!いや、ハンサムガイ俊藤さん!

 

主題歌も相乗効果あってよかったです。

 

 

 

今夜、ロマンス劇場で