フライト・ゲーム

 

 

監督 ジャウマ・コレット=セラ

キャスト

リーアム・ニーソンビル・マークス

ジュリアン・ムーア…ジェン・サマーズ

ミシェル・ドッカリ―…ナンシー

 

 

リーアムおじさんの映画はあまりハズレがないような気がする。

ただの刑事もんのみじゃなくって、

いいところでアクションが入るから見ごたえがあるからかな。

 

マイルドな顔立ちと(え?そう思わない?)

武骨さが真逆で良い。

これがセガールとかになっちゃうと

ただの俺様映画で終わるけど、リーアムおじさんにはそれがない。

 

あのー、この映画は何も考えないで

ただただ起こってる出来事をそのまんま

見続けていくことが大事ですね。

 

という作りになってるようで

とにかくホントにスピーディに事が起こり、事が動く。

見ている側も

「誰が犯人なんだろう?」っていうスキを与えさせない。

 

それなりの「犯人かもしれない」であろう

主要人物っぽい人たち十数人いる中で

その中に実はいそうでいないでしょ、という展開にさせといて

実はいた!(笑)

 

演出がいいんだろう。

誰しもが犯人かもしれないような撮り方。

しかもどことなく皆、個性があってわかりやすい。

 

飛行機に乗る前のロビーから

もう疑わしそうな人がピックアップされてたしね。

全員が犯人っぽい、いや、違うかもしれない。

と、こっちが推理する前に

ピックアップされてた人たちは

モニターカメラにマル印つけられるわ、

次々にリーアムおじさんが身体検査していくわで

私が考えてく時間を与えさせてもらえない。

 

で、真犯人がわかっても

なぜか、まだ私は何も考えることなく見続けてる。

まあ後でよくよく犯人の言い分を回想したら

「はーん?」なわけなんですが。

 

犯人の策略も、

なんであんなまどろっこしいことしてまでっていうのも

ちゃんと考えたらどーでもいいことでした。

 

要はこの映画は

真犯人がわかるまでの過程がハラハラと楽しいのであって

犯人の動機なんてなんでもいいってことなんです。

 

だから無理に誰が犯人でもいいんです。

ジュリアンムーアでも良かったわけです。

市警でも良かったわけです。

 

もっと後から事の展開をを考えたら

つじつまが合わないことや

その理屈とおらない、ってとこたくさん出てきました。

リーアムおじさんが疑問に思ってたことも

解決されてないし。

 

いや、考えちゃいけません。

サラっと観て「あー、ハラハラしたねー」

で終わらしときゃあいいんです。

 

 

 

 

フライト・ゲーム(字幕版)