招かれざる隣人

 

 

監督 デヴィッド・ファー

キャスト

クレマンス・ポエジー…ケイト

ラウラ・ビルン…テレサ

ティーブン・キャンベル・ムーア…ジャスティ

 

 

どっちもどっち。

タイトルからしてわかるように

隣人さん、この場合一階の住人なわけだけど

危ないよーっていう話です。

 

ダラダラと長い時間の作品じゃないんで

その点だけはまあまあでしたが

誰に対しても感情移入できなくて。

 

主役のケイトさんが実母のことをなぜ嫌ってるのか

よくわからなかった。

その実母の行動もどことなく不可解だし。

これはスルーして見といてもいいんでしょうかね?

途中ジャスティン旦那が精神病家系みたいなうんちゃら言ってましたが。

 

あとケイトさんは

なぜに職業柄ジーっと人を見るんですかね。

あまり長い時間、人から見つめられると嫌ですね。

 

ケイトさんもテレサさんも妊婦。

お互い妊婦だからって、親近感湧くの「かも」しれませんが

そこまで仲良くなりたがるものなのかね。

私は今まで群れた行動してこなかったんで

あまりそのへんの女性としての心理がわからん。

 

階段から落っこちて死産してしまったテレサさん。

もちろん絶対に猫のせいじゃないのはわかります。

でも玄関付近の電気が真っ暗だと

やはり危ないと思います。

 

テレサさんも飲んでたのは悪いんですが

飲んでた=階段から落ちた=テレサが悪い

っていう図式はどうもおかしい。

テレサ旦那が飲んで、さて帰ろうとなったときに

よろけてテレサにぶつかって

真っ暗な玄関付近で手すりもわからず

そのままテレサが階段から落ちるってこともあり得るはず。

やっぱり電気はしっかり点けてないと。

 

子供が死産にまでなってしまったテレサ夫妻。

落ち度はテレサにあったのかもしれませんが

何はどうあれ、ケイト夫妻は

土下座してまで謝罪を先にした方が良かったんじゃないかと。

 

御呼ばれした先での事故。

その家の玄関が真っ暗なのも原因のひとつ。

猫を放し飼いにしてしまってるのもひとつ。

分が悪いのはケイト夫妻だと思うんですが。

 

売り言葉に買い言葉で

テレサさんも暴言はいたのだと思うし。

別にテレサ夫妻の味方してるわけじゃないけど。

 

あと簡単にテレサ夫妻に頼りすぎ。

夜泣きはしますよ、赤ちゃんならば。

寝不足覚悟で子育てするものです。

人に預けないでやってる親なんて山ほどいる。

 

疲れてもしかたないんです。

家が散らかってようが、お出かけも簡単にできなくても

それはそれで仕方ないんです。

 

あと玄関前の牛乳、危なすぎ。

今時、毒入れられる可能性もなきにしもあらずの時代なんで

あんなふうにポンと牛乳置かれるなんて怖すぎです。

 

テレサ夫妻もいったんはドイツに行きましたが

「おかしな夫婦」なんで、

また戻ってくるのも不信。

子供を亡くしたそんな人たちに

簡単に我が子を預けるのもケイトさんはおかしい。

 

授乳してみようか、っていうテレサの気持ちも

わからなくもありません。

普通はそんなことしないし納得はしませんが、理解はできます。

 

最後の最後で

やっぱりテレサ夫妻がやったことはよろしくはないですが

ケイトさんもバカを見る~で

身から出た錆みたいなもんです。

冷たいようですが。

 

 

招かれざる隣人(字幕版)