コンプライアンス 服従の心理

 

 

監督 クレイグ・ゾベル

キャスト

アン・ダウド…サンドラ

ドリーマ・ウォーカー…ベッキー

 

 

この映画の話って実際にあった事件なんだって。

元の事件は「ストリップサーチいたずら電話詐欺」。

 

コンプライアンスっていうから

社会的なもんなのかなと政治とか会社とか

そっち系だと思ってたら違う。

 

見てから述べよ、ってやつで

最初は何を伝えようとしてるのか戸惑う。

 

ハンバーガー店の女店長。

その店のバイトスタッフたち。

そこからまつわっていくんだ。

 

一本の警察のダニエルズという人からの電話。

すべてはここから始まってくんだ。

でも見ていくうちに、途中から気づく。

 

気づいたらもう後が止まらない。

店長アホか?

気づけよ!

 

こんな長話する警官なんているか?

店長だけじゃなく、誰か気づけよ!

ずっとずーっとイライラしてくる。

気づかないで事が進んでいくので、こっちもイライラ止まらん。

 

善良な市民…いや、

警察のお世話にすらなったこともない

いたって普通の人たちは気づかないものなのだろうか。

 

それでもテレビや映画で

その手の類のを見てれば

この電話がまともじゃないっていうのがわかると思うんだが。

 

実際にその現場や立場になったら

この「服従」「指示」「権威」とかってやつで

頭がまわらなくなるんだろうか。

 

第一におかしいのが

服を脱がせるってこと。

警察の指示でそんなことさせるわけない。

 

下着まで取らせる必要があるか?

薬を隠し持ってるわけじゃあるまいし。

財布を盗んだ→札を抜き取った→兄の薬を~

言動がかみ合ってないのに気づかないのか_

 

そして同じバイトのケヴィン、

店長婚約者の人などの男たちに

いくらベッキーが仮被疑者と言えど

男の前では決して服脱がしてチェックはさせない。

同性しかそういう検査はしない。

そんなこともわからないんだろうか。

 

完全なる第三者のハロルドが気づいてくれたから

終結したものの

疑うことなく、当たり前のように

ベッキーにあんなことまでさせて

店長も被害者ぶってはいるものの

私は準加害者だと思うよ。

暗示にかけられたようなこと言ってたけど

おかしい、と冷静な判断できなかったんだから。

 

たち悪いイタ電で

一人のみじゃなく

いろんな人が不幸になってしまった。

 

実際の事件は

もっとひどく性的な要求をさせられてしまったようで

被害者の女の子は可哀想な事件でした。

 

犯人もクズ野郎だけど

店長も脳タリンな浅はかな大馬鹿野郎としか言えない。

そしてその婚約者も抵抗せずに指示受けなんてクソ野郎。

 

警察は権威の象徴ではない。

警察官は私たちと同じ人間であり同等。

倫理に反した行動を起こしてはならないし

高圧的になってもいけない。

 

 

 

 

 

 

 

コンプライアンス -服従の心理- (字幕版)