ネクロメンティア

 

 

監督 ペアリー・レジナルド・テオ

キャスト

サンティアゴ・クレイグ…ヘイゲン

チャド・クライムズ…トラビス

レイトン・マシューズ…モービウス

 

 

「んあ?終わったの?」

エンドロールが始まって発した言葉がコレ。

いつの間にか終わったってやつ。

思いっきり置いてけぼり状態。

 

いやぁ、これは時間が逆に回りだします。

起承転結ならぬ、結転起承っていう順番かな。

よくわからないまんま

あまり考えることをしないで見れば

腹の奥の方では楽しめるかもしれません。

怪物のヴィジュアルに関して言えばね。

 

でもやっぱり難解すぎます。

この映画のタイトル、ネクロメディアって死姦を意味するらしい。

で、その場面に通じる部分っていうのが最初に現れます。

クローズアップされてる男が主役かと思いきや

時間が逆行していくんで

そいつはそのうちわき役になってしまいます。

 

この死姦男を殺しにかかった別の男。

こいつが次にクローズアップされます。

ああ、こいつが主役なんだ?

と思ったらやっぱりまた違ってきます。

 

これって舞台かなんかで表現したら

もしかすると面白いかもしれません。

途中暗転を繰り返しながら

どんどん時間が遡っていく風に。

 

多少グロあります。

グロなのか?腸出してました。

ちょうど桃缶詰食べながらそのシーンを見る羽目に。

まだ、作り物ってわかって見てるんで平気でした。

虫の方が私は苦手じゃ!

 

 

豚の化け物はよくわかりませんでしたが

モービウスが化けた顔半分クチお化けは

ビジュアルが素敵だ!

サイレントヒルに似ている。

 

ストーリーはわかりにくいですが

ボーッと画面を見つめることに集中してれば

なかなか耽美的でアートな映画だと思います。