SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬

 

監督 相原裕美

 

 

写真家・鋤田正義。

彼と作品と、関わってきた人物が語るドキュメンタリー映画

 

ロックが好きな人ならば

絶対一度は見かけてるであろう鋤田さんの作品。

 

70年代にこの感性。

ただものではない。

世に生み出した斬新なアートフォト。

目を引かないわけはない。

 

写真家もそうだし

デザイナーの方も

ミュージシャンも

アーティストと呼ぶ方たちは

常に「一歩前」を見て

歩いてるんだなと思う。

 

流行にも敏感にアンテナ張りながら

でも

誰しもがまだやってないことを先取りする。

もしかすると

時代が追い付かず、そのまま埋もれていくのかもしれない。

 

自分を信じ、

感性を研ぎ澄まし

突き進んでいく。

「これでいいや」で終わらせない。

「これでもか」「これでいいのか」

満足することなく、飽くこともない。

 

私はロックが好きなくせに

鋤田さんのことは知らなかった。

デヴィッドボウイ、マークボランなど

鋤田さんが撮ったのを後から見て

これもなのか、と知ってるフォト多数。

でも誰が撮ったかというのには興味なかった。

 

見かけはホントに普通のおじいちゃん。

カメラを首からぶら下げて歩いてる姿は

写真が趣味なんだな、程度にしか思えないいで立ち。

なのに「世界のSUKITA」なのだ。

 

すごいな、この人。

 

ドキュメンタリー映画としては

非常につまらないものだった。

何度となく飽きる箇所いっぱい。

だけど

鋤田さんという人物を知れて良かった。

 

今から彼を知っても決して遅くはない。

 

 

 

SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬