手紙は憶えている

 

 

監督 アトム・エゴヤン

キャスト

クリストファー・プラマー…ゼブ

マーティン・ランド―…マックス

ブルーノ・ガンツ…ルディ・コランダー

 

 

これはお見事!!!

どんでん返しでラストの展開が始まったとき、

憑き物がおちたような

ムンクの叫びのような

引きずっていた緊張感が一瞬で緩んだような

「なーーーーるほど!」

と感心しまくりました。

 

いいアイテムですな。

老人施設、認知症アウシュビッツ、銃。

そしてキーワードの手紙。

あとはプラマーのあの演技力。

見事としか言いようがありません。

 

プラマーさん、今現在ホントの90歳です。

ピアニストを夢見ていたらしいので

この映画でもなんなくピアノ弾いちゃってます。

 

こんなこと実際あるかどうかは置いといて…

頭脳勝負でマックスの勝ちでしょう。

成功できる望みは少ないとは思いますが

復讐や執念に賭けてたんでしょう。

思い返せば、途中からマックスが博士のように思えてきた。

 

ゼブは一度寝たら、記憶がリセット?

目が覚めるたびに亡き妻の名を呼んで起きる。

そんな認知症のゼブが、施設から抜け出して

一人旅(いや、人探し)なんて出来るの?

 

歩き方だって、ヨボヨボだよ。

身体こそ大きいけどね。

このパッケージ見てもわかるように

シャキシャキ歩けないんだよ。

 

大丈夫かい?

無事に人を探し当てることができるんかい?

っていうとこからのロードムービー

いろんなトラブル、ハラハラが起きて

で、最後にアレで

全くあっという間の90分でした。

 

ともかくお見事!!

 

 

 

 

手紙は憶えている(字幕版)