監督 堤幸彦
キャスト
篠原涼子…薫子
西島秀俊…和昌
坂口健太郎…星野
これまた、ずいぶん重いテーマを持ってきたね。
他人事の話なんだけど
やっぱり遠くの他人事として見てしまった映画。
この主人公の家が金持ちだから
ここまでできたんだよ?
横隔膜ペースメーカー。
一体いくらすると思ってるんだ?知らんが。
ダンナはIT系機器メーカーの社長。
社員は障がい者向けの脊髄に電気を流して~の技術者。
心臓移植しようと募金集めてる知り合いの人に100万を寄付。
どんだけ金があるんだか。
話が出来すぎてるとしか思えない。
貧乏人はそんな一縷の望みも希望も持てないので
我が子を失い、泣き崩れて終わりの話ってわけですぜ。
泣かそうと思って作った?
残念、泣きませんでした。
いろんな角度からは見れた。
自分が薫子の立場だったら?
自分が松坂慶子のおばあちゃん役の立場だったら?
自分がみずほだったら?
自分がみずほの弟の立場だったら?
少なくても薫子の異常とも思える
もしかしたら…の万分の一に賭ける母親としての気持ちは
痛いほどわかる。
人からどう思われようとそんなの構わん。
子供がこの世からいなくなるってことに
けじめがとれない。割り切れない。
まして、脳死か心臓死かの選択でしょ。
無理だよ。
頭ではなんとなくわかってはいても
心が納得しないよ、そんなの。
まして娘、6歳だったっけ?なおさらだよ。
行き過ぎた行動だったかもしれないが、
気持ちはものすごくわかるよ。
あ、なにこれ。
東野圭吾の小説だったんだ。(今知った)
へー、なんだか…なんか彼っぽくないな。
この物語。
誰も間違った行動をしてるとは思わなかった。
行き過ぎはあるが。
ふう、しかし家から庭から部屋からして
やっぱ播磨宅は金持ちだよな、という印象しか持てなかった。