スプリング、ハズ、カム

 

監督 吉野竜平

キャスト

柳家喬太郎…時田肇

石井杏奈…時田璃子

柳川慶子…アパートの大家さん

 

 

これはお父さんが見ると

ウルッとくる映画かもしれないね。

 

石井杏奈が主演だと思うんだけど

周りに個性が強い人たちがいっぱい出てるんで

杏奈ちゃんがかすんでしまってるじゃないか。

 

柳家さん、はじめて見ました。

落語家さんだったんだ。

役柄、おどけた感じのお父さんだったので

てっきり吉本か何か、芸人さんかと。失礼。

 

冒頭から

平子さんとアパートの大家さんとの会話が

延々続くし、なかなか終わらないので

平子さんが劇中ずっと絡むのか?

とまで思わせてくれた。

 

話の中身としては悪くないんですが

いい加減にせえや、の間延びシーンが

これだけ多い映画も珍しいです。

どーでもいい話や、

いつ場面が変わるのかジリジリしながら見てた。

 

杏奈ちゃんの役は

大学に通うため、広島から東京に上京してくる

ちょっとシャイな性格な女の子。

ホントにいいお嬢さんな子。

あれぐらいの年だったら、

お父さんと歩くのさえ躊躇するだろうに

なんていい子なんだろう。

 

私だったら、あのアパートには住みませんね。

そんな近くにあのおしゃべり大家さんがいるなんて。

人はいいのだろうけど、

話しだしたら止まらなさそうな…困るわ!

 

この父娘の親子愛が

私にはうらやましくて仕方がない。

あまり他人に対してうらやましさって持たないんですが

我が家は家族愛が薄いから。

 

自分の親にしても

自分の子にしても

あまり一緒に暮らしている期間が長くなかった。

だからこそ、この映画を見てより強く思った。

親子が一緒に暮らせる期間って限られてるから

たくさん思い出が作れていいな、って。

 

人によって密度とか尺度とか違うから

暮らす時間が長ければいいってだけではないんですけどね。

 

温かい温度が伝わってきました。

 

 

 

 

 

スプリング、ハズ、カム