マイ・マザー

 

 

監督 グザヴィエ・ドラン

キャスト

グザヴィエ・ドラン…ユベール

アンヌ・ドルヴァル…シャンタル

スザンヌ・クレマン…ジュリー

 

 

マイマザー→僕の母。

これ、2009年作。

今から11年前。

主役も監督も同じ人。

ってことは彼が19か20歳で作った映画。

なんとも!!

脚本・制作も手掛けてるし。

 

発想が母ですか。

いろんな立場で自分を重ねて見てしまいました。

自分が子だった時。

自分が親になって、息子が思春期の時。

 

国や生きてきた年代が違うから

進んでいく方向も多少は違うんですが、

私がこの母親の子供だったら。

まず一緒に暮らしていくのはゴメンです。

 

かあさん、うるさい!

学校にまで押しかけてくるな。嘘ついたぐらいで(笑)

適当な言葉ではぐらかして、

いざ子が行動を起こしたらダメ出し。

期待させといて、そりゃあない。

私ならとっとと家出していなくなる。

いや、実際私はすぐに家から出た。

 

自分が親なら。

扱いずらい年代。

何考えてるかわからない。

喋ってくれない。

でも、この映画では息子はいっぱい話そうとしてた。

「お互いもっと話そう」

「100年はかかる」とまで。(クスリのせいもあるけど)

うちの息子はそんなことすら言ってくれなかったぜ。

 

息子が間接的にゲイと知った時にゃ

かたまってたお母さん。

なんか笑えた。

衝撃はきっと計り知れないよね。

 

なんやかや

お互い暴言吐きながらケンカしまくってても

やっぱりこの親子の愛はすげーもんだ。

まして

息子が母について「思う」ビデオカメラを回すなんてさ、

いくら冒頭のセリフをウダウダ言ってても

きっと母のことが大好きなんだよ、愛なんだよとしか思えない。

 

やっぱり外国映画です。

日本のそれとは違います。

うちの親子関係とは大違いです。

ちょっとだけ、ちょっとだけだけど

最後のシーン、うらやましいです。

 

 

 

マイ・マザー(字幕版)