オキュラス 怨霊鏡

 

 

監督 マイク・フラナガン

キャスト

カレン・ギラン…ケイリー

レントン・スウェイツ…ティム

アナリース・パッソ…12歳のケリー

 

 

救いのない映画だ。

内容より、このパッケージが一番悲しい。

どう見てもB級にしか見えなくて

きっとつまらないホラーなんだろうと想像させられる。

 

でも、実際見てみると

そうでもない。

だから惜しいなとは思う。

 

呪いの鏡を所有すると

次々と不幸が起きるっていう。

オークションにもかけられるほどレトロな鏡。

一体どれだけの価値が?

鏡汚いし。

 

話の中身としては

姉弟がこの鏡は実はヤバいよって気づいた子供時代。

鏡のせいで親が死んだので

どうにか鏡に復讐してやろうという

シンプルな設定なんだが、

話が進んでいくうちに

過去の記憶と、幻覚見ながら現在時間が進み、

時には完全な幻覚になってたりと。

 

そのペースがラストに突入するまで

どんどん早くなっていくもんだから

見ている私も何が何だか追いつけない!

はて?今のはどっち?

あ、幻覚ね。

一体この戦いはいつまで続くんだ。

終わりはどこですか。

 

でもこれって、あの「シャイニング」的な要素もある。

あれもどんどん幻覚寄りになっていくしね。

 

鏡のせいで亡くなってしまった所有者は

鏡にとりつかれて成仏できないのか

(あ、アメリカでは成仏って言わない?)

どんどん歴代の所有者が霊となって現れる。

まあ、目が光ってるだけですが。

 

うぎゃっ!と思ったのが

ケイリーが林檎をかじった直後、

突然幻覚モードになり

林檎と同じ大きさの電球をガリッと噛んで

口の中が電球破片で血がドワーと。

幻覚なもんでまた林檎に戻ってましたが、

あれは見ていて一緒に口を開けちゃったわよ。

 

音楽?音響?サントラでいいのか。

あれが重く、ずしーんと響いてくるんで

いい具合に怖かったです。

鏡に勝てなかったのが残念だ。

 

 

 

オキュラス/怨霊鏡(字幕版)