劇場

 

 

監督 行定勲

キャスト

山崎賢人…永田

松岡茉優…沙希

伊藤沙莉…青山

 

 

はぁ。

良くも悪くもで、特に特化してるとこはあったっけかなあ。

 

主役2人の会話劇みたいな感じでした。

永田は夢に懸けて…と言いながら

実際の生活はヒモのようなクズ男。

サキは純粋すぎて、永田に優しすぎて

自ら壊れかけていってしまう人。

 

私は女性だけどサキのようなタイプではなく

永田寄りのほうなんで(勝手、わがまま、人見知り、没頭)

サキを見てると

「なんでそんなに永田に甘いんだ!」とイラついてしまってました。

 

例えばこんな1シーン。

「光熱費だけでも払ってほしいと思って」とサキ。

「なんで他人の家の光熱費払うわけ?」と永田。

 

オマエさ、人ん家に転がり込んできて何言ってんの?

一緒に住んでるのにそこは他人になるんだ?

私がサキなら

テレビゲームもさせないし、飯も食わせん!

洗濯も決してしない。

寝るんならそこらへんに転がって寝ろ、と。

 

というより、追い出すかも。

好きとか嫌いを通り越して

都合いい女として扱われてることに腹立つわー。

 

変に嫉妬深いし。

かなりの束縛男と見た。

これじゃサキちゃん、金だけ出してあげる籠の鳥状態だわ。

寂しいからって、夜中にサキ宅に入り込んでくるし。

 

世の中にはこういうサキちゃんタイプの人もいるんでしょうが

絶対に私はああいう女性になれないわー。

 

松岡茉優という女優さん、

テレビで見る限り、勝気な発言多くって

あまり好印象ではなく

始めのうちはミスキャストかな?と思いながら見てましたが

徐々にその偏見がとれて

サキちゃんとして見ていくことができました。

 

反対に賢人君は

もうちょっとやさぐれてもよかったような。

髪の毛と無精ひげだけじゃなくって。

あ、何年もの間の過程を描いているだろうに

ずっとあのボサボサヘアというのもなんだか…。

髪!どうにかしろ!と思ったわ。

 

クリント・イーストウッドのくだりは

声を出して笑ってしまった(笑)

彼と比較されたら怒り出す永田って…

格差ありすぎでしょ。

 

 

 

 

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