シェルター 狂気の秘密

 

 

監督 メラニー・オア

キャスト

キャスリーン・クインラン…ビー

イングリッド・カルラレス…ダーリーン

ハンナ・ロックナー…ビクトリア

 

 

カナダ映画

最近カナダ映画がけっこう私の中でヒットしてる。

なかなかやるじゃんか作品が多い。

 

パッケージ見ると

ジェイソンみたいなおかしな奴が狂いだしたのか?

的な感じだが、少し違う。

赤ずきんでした。(なんじゃそりゃ?)

 

他の人のレビューでは母親ダーリーンにイラつく!

と言うのが多かったですが、そうかな?

私は全然いらつくどころが見当たらなかったのだが。

 

駆け込み寺のようなビーがやってるシェルターに

逃げるようにやってきて

色々とここでのルールを伝えられるんだが

ことごとく破ってしまう。

そんな従順に守ってたら話が進まないでしょ。

 

登場人物も少なく、

全体にこぢんまりした中での話なのですが

徐々に明かされていくビーの行動や言動、

最後のオオッ!というどんでん返しなど

好きですねー。

 

伏線が回収された時点で

今まで見てきたことや、

逃げてくる前のフラッシュバックする細切れの出来事など

すべてがオオッ!そうだったのか!

と腑に落ちる。

 

ビクトリアを演じた少女がこれまた演技上手。

そして可愛い。

泣きのシーンなんて大粒の涙流してたまらん。

打って変わってラストの母親に向けた形相も唸ったわ。

 

ビクトリアちゃん、実はあれで味を占めちゃった傾向が強い。

母を置き去りにして、次なる「赤ずきん」を探すのか?

続編を見たい…けどコレ、2008年何でそれはないだろう。

 

でももし、続編をやったとしたならば

次の続編は過去、一体あの家族に何があったのか

というのも見てみたい。

本作、続編、そして原点回帰してほしいところ。

 

きっと父親はDV男ではなかったんだよ。

何か大変なことをビクトリアはしちゃって

病院か警察に連れてこうとしてたのに

母親はそれを必死に止めての夫婦喧嘩。

そこを、ビクトリアは背中ブスブスブスと…。

と思いたい。

ああ、想像が膨らむわー。

 

 

 

 

シェルター 狂気の秘密(字幕版)