アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち

 

 

監督 ブラッド・アンダーソン

キャスト

ケイト・ベッキンセール…イライザ

ジム・スタージェスエドワード

ベン・キングズレー…サイラス・ラム

 

 

ケイトベッキンが妖艶で本当にきれいな人だわ!

女の私から見ても守ってあげたくなるほどのはかなげな雰囲気。

 

後から知ったランポ―原作。

どおりで少しゴシックでおどろおどろしくない。

そりゃそうだ。

モンスターがいるわけじゃないし、ダークロマンだわ。

 

題材が好きだな。

貴族や富裕層の人たちが罹ってしまった精神病。

お家の恥だと、隔離施設に入れられてしまってる200人もの人たち。

 

地獄なんだろうに天国にいるかのように

みんな楽し気にしている。

でもこれは映画のお話だから。

実際はもっと目をそむけたくなるんだろうね。

 

出ている俳優さんたちがマッチしてて見やすい。

ベンキングズレーなんてまさにうってつけの役。

でもさ、彼(ラム)がのっとっちゃって

極悪非道人みたいなことを収監されてる院長は言ってたけど

ラムってば精神病患者かね?

最後の最後には奥底にある自分の闇を見つけて…ってなるけど

そこに至るまでは非道なことが描かれてない。

ずっとずっと正気に思える。

トラウマをほじくり返したら狂っちゃっただけ。

 

まさに映画の中のセリフ

「聞いたことは信じるな、見たことの半分は疑え」なんだけどな。

 

中盤のどんでん返しもどうなるのか好奇心が駆り立てられたし

最後のさらなるどんでん返しも「おおっ!そうなん!?」となったし

好きな人にはホント好きな流れかもしれない。

 

その最後のどんでんで、

実はエドワードは違うのよん、ってやつ。

重度な虚言症って。

それなのにそこまでおかしいと思わせてない。

過去に知り合いにそれっぽい人がいたのですが

こっちがストレスMAXになるほどの虚言癖があって

嫌気がさして私、去ったのですが

虚言症って異なるタイプがあるんですかね。

 

映画の中のああいう大きい嘘は

当たり前のようにあってもおかしくはないだろうに。

スパイだって違う人物になりきれるぐらいだから

虚言症ではなく、エドちゃんはイライザLOVEのための

一大演技をしたってことでもよろしくないかね。

つじつまが全部あってるような気がしたんですが。

 

なんか病気のことを

いろいろ調べたくなってきました。

もう一度、見返してもいいかもと思った作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち