記憶にございません!

 

 

監督 三谷幸喜

キャスト

中井貴一…黒田総理

ディーン・フジオカ…井坂

石田ゆり子…黒田の妻

 

 

もうちょっと前に見といた方が良かったのか。

安部さんとかぶるようなんで。

いや、あくまでも映画だから切り離そう。

 

お腹を抱えてまで、というのはないにしても

それなりに見やすいし、面白かったかな。

一番笑えたのは官房長官がアロハ着て「辞めまーす!」

と言ったシーン。

 

そういえばテレビの予告で映画公開の時流れてたっけ。

中井さんも佐藤浩市もいたし。

この二人が出てるんなら安心して面白いコメディなんだろうなって。

個性が強い役の人もいたねえ。

 

これだけ揃っているのに

何故私は気づかなかったんだろう。

三谷作品だということを。

終わりかけのころに気づいてしまった。

(どんだけ疎いんだ…)

 

そうなるともう、どうしちゃったの?

と疑いたくなります。

これが三谷さんの作品なら、だいぶ以前と比べると

劣ってしまったような…。

三谷監督じゃなかったら、十分面白いと言えたはずなのに。

 

彼に力量があるのなら

耳が極端にでかい外務大臣いらないし、

梶原善のかつらや眉毛が余計すぎるし、

そんな小道具に頼らなくても十分表現できるだろうに。

 

総理の記憶が戻っていたということを終盤聞かされるが、

インパクトが全然足りず。

「あ、えーと、そうなの?」っていう感じ。

どこにも伏線ないしね。

あんだけの感情まる出しの憎たらしい暴言吐くタイプの人が

途中から記憶が戻ったとしても

そのまんま「良い」総理でいられるはずなんてないんじゃないの?

なんかポカーンですわ。

 

エンタメとして観たらこの総理、可愛いもんか。

官房長官も黒い人だが、潔いし。

姑息なことするのもわかりやすいし。

今がリアルで国民のことを考えない総理だしね。

 

国民のことを思ってる素振りはして

実はなーんも考えてない現バカ総理や周りの取り巻きたちより

悪かろうが何だろうが自分の思ったこと突き進んでる

映画の黒田総理の方が、こっちも悪感情持てるってことだ。

 

彼様が見たいと言ってたんで、

もう一回幻滅しながら見るだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶にございません!