名前

 

 

監督 戸田彬弘

キャスト 

津田寛治中村正男

駒井蓮…葉山笑子

松本穂香…理帆

 

 

津田さん、結局いいひと(笑)

 

主演二人の演技はなんら問題ない。

いや、女子高生役の子が映画主演初ということでも

ちゃんとメリハリつけながら

演劇部での役のセリフと、笑子の二つの演じ分けは

できてるなーと感じた。

 

演劇部での練習風景では

どこがどう違うのか、

自分の殻を破って…のくだりは

演劇経験がない私にしたら判別がつかない。

演じるというのは奥が深いんだなー。

 

徐々に事情が明かされていくストーリーなんで

最後の方の橋の上での2人の会話で

すべてが判明する。

その前からチラホラ種明かしもあるが、

ちょっとわかりづらいかもしれない。

 

中村正男視点の前半は至ってミステリアス。

突然に絡んできた笑子という女子高生と

どう繰り広げていくのか興味が湧く。

 

途中から笑子視点になるので

そこで彼女はどうやって正男のことを知ったのかがわかる。

ただ、見ていくうちに

ミステリアスな雰囲気は全くなくなってきた。

 

そもそもタイトルの「名前」というのが

おかしなことになってくる。

そこまでタイトルとしてつけるほどの

名前の展開になってない。

なぜ職場、飲み仲間など会う人ごとに

名前を変えて生きていくのかっていう。

そこをつっこんで描けばタイトルと合うものの

笑子にはサラっと説明して終わり。

 

なんだ、そういうことか。

で、つまんねーと感じる。

タイトルに踊らされてしまった。

まあ、見て損はなかったとは思うけどね。

 

んーでも、松本穂香のネームバリュー使わなくてもいいんでない?

穂香の彼氏が笑子を好きになって…なんてどーでもいいことでしょ。

 

あとは同窓会。

偽名使いまくりの化けの主人公が

のこのこと昔の自分まる出しにされてしまう

同窓会なんて普通行きたくないと思うんですが。

 

の前に、「部屋掃除しよう」

「あ、同窓会のハガキあるよ」

の時点で、

中村正男という本名を知ることができたであろう笑子。

なぜそこで本当の「名前」を見てつっこまなかったのか?

 

 

 

 

 

 

The Name