監督 エドワーズ・ズウィック
キャスト
アン・ハサウェイ…マギー
ジェイク・ギレンホール…ジェイミー
オリヴァー・プラット…ブルース
軽いノリのラブコメかと思って見てみたら
ちょっと違ってた。
マギーはパーキンソン病だった。
これって実話なのね。
時代設定が96~97年あたりから始まるんで
なんとなくそうなのかなーと。
しかもバイアグラのセールスマンの彼でした。
だから90年代!
日本ではあまりなじみがないよ、パジャマパーティー。
あと、軽い感じのギレンホールを見てると
なぜかEXITのカネチーに見えてくるから、あら不思議。
ギレンホールは重い役どころの方が私は好きだ。
その軽さというのが
言い方変えればライトでアメリカ的なのかもしれないが
少々SEX面での考えに引いてしまうとこがあった。
前半部分のね。
口が上手い軟派男が
真剣にマギーを好きになり
一途に愛し始める最初の変化を
もう少し丁寧に描いた方がよかったのではないかな。
どう見てもフラッと別の女性に走りそうな気配があったもんで。
I LOVE YOU、愛してる
と今まで言ったことないとマギーに告白したジェイミーも
深堀してもよさげだったかも。
シカゴに行ってからが内容が濃くなってきた。
パーキンソン病患者の集いに参加したマギーと、
妻がパーキンソン病で、と隣に居合わせて話し出してきたオジサンの言葉に
聞き入るジェイミー。
いったん別れて、最後はハッピーエンドで〆てる。
ラブコメのくくりとしてはこれでいいのだろう。
何も障害がないラブコメじゃ
アン・ハサウェイのオッパイ披露という見どころしかないので
障害ものを持ってきたのかもしれない。
愛した彼女が難病でも
やっぱ俺、好きやねん!愛してるねん!
マギーと離れたくない。
一生愛すぜ!
あ~美しい。
しかし私は日本人の血が騒ぎ出す。
そんな手放しにハッピーエンドにしていいのか?
続きはないのか?
これから先、ホントの苦労が待ち受けてるんだぞ。
もっとも大変なとこを見せて、乗り越えてこそ
真のハッピーエンドじゃないのか?と。
あー見てよかった!
二人が幸せになって良かった良かった
とはどうしても思えない。
二人が共にして生きていく道は始まったばかりだから。
マギーには幸せになってもらいたいから。
実話じゃん、これ。
ジェイミーさん、本も出してるみたいね。
けどバイアグラ?のセールスの仕事のことのみでマギーさんは出てこない。
その後を知りたいです。