脳男

 

 

監督 瀧本智行

キャスト

生田斗真…鈴木一郎(入陶大威)

松雪泰子…鷲谷真梨子

二階堂ふみ緑川紀子

 

 

うへぇ、つまらないだろうと思いながら見たら

意外にも予想をこえて面白かったよ。

いっぱい人が死んでしまったね。

サイコな奴が多すぎる。

 

小説があったんですね。

それを映画化にしたんだ。

脳男っていうタイトルがセンスがあるのかどうなのか…。

石橋蓮司が説明調で脳男と呼ばれるまでを語ってくれたけど

ネーミングがダサ。

 

生田君はこの主人公に合ってました。

失感情症のような人間なんでしょ。

顔もそうだし、肉体美も、フリーズしてる無機質な姿も

一点見つめてる時も美しかった。

ファンではないのにそう感じちゃった。

 

松雪さんはいつもと。

江口君の熱血は過度。

染谷君はやっぱりな。

ふみちゃんはエンドロール見るまで気づかなかった。

本人も嫌がってますが、

最後までずっと宮崎あおいが演じてると思ってました。

 

超超ビックリしたのが鷲谷さんのお母さん。

最初の方の登場の時ね。

スターウォーズのジャバザハットじゃないかと目を疑った。

あれは特殊メイク?

身体までおおきかったしね。

 

病院爆破シーンの時ですが、

どうも爆破してから次の場所の爆破までの間が悪すぎ。

あれ、どうやって爆破させてたんだろう。

ネズミが通るような筒から爆破物落としてドカンでしょ。

制御室で自動でそうなるように仕掛けたのか?

 

完璧な頭脳の持ち主である鈴木一郎なのに

緑川が運転する車に何度も体当たり。

痛みに強いのか鈍いのかの一郎だけど

もっといい対決方法があるだろうに。

あれじゃ撥ねられ損のような気がします。

 

反対に緑川は末期がんの女だというのに

爆弾をいろんなとこに仕掛けたようだ。

血を吐きながら、よくぞ動いてるな。

一人でその爆弾(火薬)量運ぶのさえ大変だと思うが。

 

少々あれれ?と思うとこはあったけど

ストーリー自体が面白いので大目に見ちゃおうっと。

 

ラストに揺らぎ程度の微笑を一瞬みせた鈴木一郎。

早く感情というものを彼が取り戻してくれればよいですね。

「感謝します」という彼の言葉が印象的でした。

やっと感情が伝わる言葉を言えたね。

 

 

 

 

脳男