入院してホッとした日

父が高熱を出し、咳き込み、息切れすると

なぜかケアマネ経由で連絡がありました。

なんでも、迷惑かけるのは嫌だから私には連絡しないでほしいと

わけわからんことを言ってて。

でも心配だからとケアマネがこっちに連絡。

 

8度5分の熱。

ハアハアと浅い息。

とんでもない音の咳。

 

これはいけない、と思い

相談センター経由で病院行きました。

幸いにもコロナは陰性。

が、肺炎の中等症のことで、油断はできない。

 

とりあえずお薬もらって帰りましたが

状態は良くならず。

昼には微熱だったのに夜になると熱上がってるみたい。

 

次の日、血液検査の結果を聞きに行ったんです。

私だけね。

もし状態がつらいようなら点滴しに今から来てほしいと。

帰ってそれを伝えると頑なに拒否。

 

一緒に住んでないので夜中に眠れてないんじゃないかとか、

突然に呼吸困難にでもなってるんじゃないかとか

本人もつらいけど、私も気が気じゃない。

 

熱出て5日目。日曜日。

毎日様子を見に顔出しに行ってますが、

かなり息が切れ切れで浅く、ってか鼻から息ができないらしく

月曜まであと一日待つのは無理と判断し、

救急車で運んでもらうことにしました。

 

かれこれ救急車が到着して

問診や受け入れ先の電話とかしてて

出発したのが30分後。

時間かかるもんですね。

日曜、コロナ禍、入院ができる病院が限られてて

救急隊員の人も探すのが大変なようです。

まだコロナ検査しといてもらって、陰性とわかったんで

早く行動取れたほうです、と。

 

受け入れ先はかかりつけの総合病院。

といっても診療科が違うんですが、OKとれました。

 

救急車に乗った時に

鼻から酸素チューブつけてもらってたので

息がとても楽だ、と言ってました。

 

病院に着き、点滴とそのまま酸素チューブ。あと心電図か。

日曜だから先生や看護師さんが少ないのか

父はそのまま担架で運ばれて治療室?へ。

私は待合室で待たされて…2時間半。。。。。長すぎるぜ。

 

やっとこ呼ばれて、経緯を聞いて、入院しましょうと。

いろいろ書類に書き物してる間、父が

「少しお腹すいてきた」

熱が出てからほとんど食べ物を口にしてなかった数日間なんで

お腹がすくというのはとてもいい兆候。

息ができる、空気が吸えるってことは素晴らしいことだ!

 

ここの病院は

現在、6人大部屋に1人、もしくは最低2人までしか

入院させないらしいです。

面会ももちろん×。

こういう事態なんで、病院も大変だし

入院してくる人も制限掛けられて入院難民がいるのだろうな、と

大変な思いが直面して知りました。

 

目が細い阿部サダオに似た若い医者が

なぜか最初からキレ気味に「帰っても大丈夫だけどどうします?」

え?

入院の書類まで書いて、あとは病棟に移るだけの時に

なんでそんなこと言うんだ?

父が「いや、入院でお願いします」と言ったので私は安堵。

 

家に帰ったら同じじゃん。

酸素チューブないからまたハアハアするだろうし、

元々食べない飲まない人だから

脱水もするだろうし、寝られないだろうし。

 

そんなこんなで今日から入院してます。

「これで今夜から寝られるかな?」と本人も言ってました。

私も入院してくれた方が安心です。

 

 

どうして肺炎になったかな、と

父はしきりに疑問をもってたようですが

もうその疑問を持つ段階ではない。

いち早く治して、普段の生活に戻すことに専念しようよ。

体力つけて栄養とってさ。

 

外出もせず、買い物すら行かず。

人と接する機会がないのに、それでも父は肺炎にかかりました。

そして少々肺炎を甘く見ているようです。

 

高齢者の肺炎はいつ重症化するかわかりません。

入院する前に点滴診療を拒否してましたが

何時間も点滴ってするんだろう?と勝手な思い込みがあったようです。

アナタ…点滴と息が苦しいの、どっちが苦痛よ。

 

長い一日でした。